「地域助け合い基金」助成先報告
リモートおはなしNana
東京都世田谷区 ウェブサイト助成額
20,000円(2021/04/02)助成⾦の活⽤内容
約7年前から、地元にある世田谷区特別養護老人ホーム芦花ホーム内で、おはなし会のボランティアを行ってきたが、新型コロナ感染防止のために施設への立ち入りが禁止になり、おはなし会を中止した。しかしこの事で、施設入居者の知的刺激や生活の潤いが無くなり、認知が進むなどの弊害を、施設は懸念していた。そこで、
*特別養護老人ホーム芦花ホームの入所者へ向けて
*リモートでおはなし会(本の読み聞かせ、歌、手遊び、リズムに合わせて体を動かすなど)を実施し、Withコロナ時代の新しい楽しみを、高齢者に届けたい。
活動報告
近所にある世田谷区社会福祉事業団 特別養護老人ホーム芦花ホームの入所者へ、従来は施設内で行っていた「おはなし会」ボランティアが、コロナ感染防止のため、施設内に入ることができず休止になった。
すると「入所者の楽しみが無くなって、生活に変化が無くなった」という施設職員の声を聞いたので、リモートでのおはなし会を提案し、昨年度は実施した。
今までは、ほとんど顔を合わせなかった施設職員たちと、複数回打合せを行ったのち、リモートでおはなし会を開催した。
初回終了後、施設職員から「入所者は、画面に映ったおはなし会を、テレビ放送と思っていた」という意見が出た。「おはなし会の楽しみ」は、一方通行でなく、双方向にあるとの思いから、YouTubeでなく、リモートで実施したので、ここで改善点が見つかった。
次回からは、おはなし会に参加している方のお名前を、私たちが一人ずつ呼びかけ、簡単な挨拶の会話を交わした。演目中に出た入所者の声には、丁寧に対応した。これらを続けたところ、画面越しに私たちと会話を楽しんだり、絵本や紙芝居を見て、一緒に笑ったり、涙を流したりと、双方向で楽しめるようになった。
施設の職員さんたちが、おはなし会の進行に協力してくださったおかげもあり、入所者に定着したお楽しみ会に成長した。コロナの終息が見えないため、来年度からは、芦花ホームが場所を貸してくださる事になった。新しく地域の力をいただいた。
今後の展開
昨年度に引き続き、は芦花ホームへのリモートおはなし会を届けたが、コロナが収束するまで、この活動を続けたい。
また、これまでの経験を活かし、芦花ホーム以外の特養など、希望するところがあれば活動場所を広げたい。
また、将来的には、小さなお子さん向けのおはなし会も、例えば地方であるとか、海外であるとか、なかなか対面で開催できないような所へ、リモートの強みを活かしておはなしを届けることができればやってみたいと考えている。
さらに将来的には、対象の幅を広げて、小さなお子さんに、例えば地方であるとか、海外であるとか、なかなか対面で開催できないような所へ、おはなし会をリモートの強みを活かして届けることができればやってみたいと考えている。
その為には、要望する地方や海外を、どのように探したらよいか、そのノウハウを知りたい。