「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 白岡Sport-Verein

埼玉県白岡市 ウェブサイト
居場所

助成額

149,000円2021/03/08

助成⾦の活⽤内容

昨今のコロナ禍にあって、高齢者や子育て親子の行動パターンは自宅での自粛が中心となってしまっており、特に高齢者にとってはどうしても運動不足がちとなりがちで足腰が弱ってしまい筋力低下が著しく、中には動けなくなってしまった高齢者も出ているようです。また、子育て中の若いママ達にとっては核家族化の影響もあり一人で子育てに悩むママ達が増えており、今回のコロナ自粛によって人と集まる機会が失われてしまったこともあり従来にもまして一人になりやすい状況にあります。
そこで、本事業では週1回の定期的な居場所を設置して密を避ける程度の人数を対象とすることにより、高齢者には運動支援を子育て世代には同じ環境のママ友のつながりをつくる活動を通じて、コロナ禍における新しい地域つくりに貢献できることを目標としています。

活動報告

助成事業の取り組みは次のとおりです。
コロナ禍で自宅にこもりがちになりやすい環境を考慮して、高齢者、親子を対象とした事業を実践した。

高齢者向けに、ゆったりヨガ(6回)、足つぼマッサージ(4回)、椅子の運動(1回)。親子向けは、親子で鬼ごっこ遊び(5回)、親子サッカー広場(5回)、親子でスラックライン(1回)。合計22回の運動の場を提供することができた。
 
高齢者向けの活動では、リピーター的参加者が多く、顔なじみとなってお茶飲みの時間帯も設けた際は、運動以上に参加者同士で話が盛り上がるなど、会話の機会も増えてきたことがうかがえた。

また、親子の活動では、一緒にサッカーや鬼ごっこを楽しんでもらい、親子対戦では子ども達が親チームに思い切り向かっていくうちに、親チームも徐々に本気度が増してきていたようにも感じた。きっと、家に帰っても親子の会話が増えたのではないかと想像している。

緊急事態宣言が解消となった今も、これらの取り組みは継続しており、今回の事業がきっかけとなって日常の中に運動の機会が入ってきていることは、非常に喜ばしいことと感じています。

今後の展開

今回の「地域助け合い基金」を活用して、コロナ禍で動くことに不安を感じていた高齢者や家族を対象にとり組みを実践できたことによって、身体を動かし、会話が弾む中で地域の仲間つくりにも寄与できたことと考えています。
今後も、こうした取り組みを継続することが重要であり、同時に、内容を発展させた取り組みも検討しています。具体的には、月1回は家族で一緒に活動する「Papa&Mama&Childクラブ」を設置する予定です。
パパもママも子ども達も毎月1回は一緒に身体運動を楽しみながら遊ぼう!という企画です。多くの家族に参加をしてもらえることを期待しています!

添付資料