「地域助け合い基金」助成先報告
摂陽小学校地区自治協議会
兵庫県伊丹市助成額
150,000円(2021/03/22)助成⾦の活⽤内容
私たち摂陽小学校地区自治協議会では、相互に「支え合う」「助け合う」「繋がり合う」気持ちを大切にすることを基本指針として、福祉のまちづくりを目指しています。地域に住む全ての住民が、年齢や性別、人種、職業、障がいの有無、生まれた場所に関係なく、安心して楽しく暮らせるまちとなるよう、地域の誰もが気軽に参加できるコミュニティ活動を推進します。
本助成金の活用目的としては、子どもたちへの食の提供と地域で子どもたちを育み、見守るための取り組みである子ども食堂の設置、運営を予定しております。開催頻度は月に1回、地域ボランティアと飲食店事業者有志が中心となって、地域に根ざした子ども食堂を継続的に行ってまいりたいと考えています。
活動報告
摂陽小学校地区自治協議会において、向こう10年間に取り組むべき事項を定めた「地域ビジョン」の実現に向けて、子どもの健全育成・見守り・居場所づくりの一環として子ども食堂事業を開始することができました。
開催頻度は、月に一回で、にじいろ食堂実行委員会を設置し18名の実行委員が、調理班9名、運営班9名に分かれて活動しています。その他、伊丹市社会福祉協議会、伊丹市自立支援課、地元小学校と連携し、地域ボランティア、学生ボランティアの協力を得て開催当日には25名程度が活動しています。
地域の18歳以下を対象とし、小学生・未就学児・中学生・高校生等100名程度が利用してくれています。
保護者からは、「いつも仕事で帰宅が遅く、お腹を空かせた子どもを一人で留守番させている。『今日は、にじいろ食堂に行ってきたよ』とお弁当の写真と『おいしかった。お腹いっぱい!』とメッセージが届き、親としてとてもありがたく、安心できたと感謝のメールをいただきました。
地元小学校の先生が子どもたちに積極的に参加を呼びかけ、申し込みをしたい児童が申込書を記入するのをお手伝いしてくれています。にじいろ食堂を利用してくれている子どもたちからは、「お肉が食べたい!」「オムライスを作ってほしい」等献立へのリクエストの声が届いています。
地域の方々からは、「子ども食堂、がんばっているね。」と励ましのお言葉や「何かできることをさせてほしい」と野菜や米のご寄付が寄せられています。
また、不登校傾向にある生徒がボランティアとして活動してくれていることもうれしく思っています。
本助成金を活用させていただき利用者、活動者の枠にとらわれない居場所づくり、誰もが活躍できる場所として少しずつですが前進できていると感じています。