「地域助け合い基金」助成先報告
よしかわ地域食堂ネットワーク
埼玉県吉川市助成額
150,000円(2021/03/05)助成⾦の活⽤内容
地域福祉活動を通して、ひとり親世帯・多子世帯・生活困窮世帯に対して、食の提供を行い子どもたちの健全な成長と社会育成(共生社会の実現)に寄与することを目的とし、吉川市内で活動するみんなの食堂ころあい・みんな食堂たんぽぽ・よつ葉食堂や吉川市社会福祉協議会、吉川市子育て支援課、吉川市地域福祉課と連携を図り、フードバンク/セカンドハーベスト・ジャパンとの協定締結や、フードドライブ・フードバンクの活動を通じて地域企業様から食材の提供を随時受け入れさせていただきながら「フードパントリーよしかわ」事業を奇数月の最終日曜日に行っていきます。
活動報告
2021年度は助成いただいたこともあり計画通り6回のフードパントリーを開催し、延べ303世帯 802名の皆様をご支援することとなりました。ひとり親家庭だけでなく、高齢者、生活困窮世帯、障がい者、外国人など様々な問題を抱える皆様を微力ながらご支援することができ、地域課題の解決の一助となりました。
また、地域の皆様から食材を回収する吉川市内全5局の郵便局様と「フードポスト」の設置を埼玉県第1号として締結することとなり、食材の回収だけでなく地域に広く活動を認知していただくこととなりました。
生活支援コーディネーター様を通じ吉川市社会福祉協議会様や、吉川市とも連携を図ることに事により、地域の方々の理解や認知も次第に大きくなり、寄付金や食材のご寄付をいただくこととなりました。
必須食材でもあるお米を地域の農家様から頂けたことは大変大きく、毎回の開催に合わせて安定してお米の提供を行えました。
生活雑貨や、地域のバルーンアーティスト様のご協力もいただき、設えも工夫し、食材を受け取るだけでなく、来場する楽しみも創出することができました。
毎回行っている匿名のアンケートにおいても参加者皆様から大変好評で、ニーズに合わせた食材など提供品目を改善しながら今後も活動してまいります。
今後の展開
対象としている世帯が増えることは一概に喜べることではないのですが、対象としている世帯の利用率は開催ごとに増加しています。より多くの対象世帯の方に認知いただけるよう、社会福祉協議会様や市の担当課とも連携し支援を広げていきます。
「活動を知っていただくこと」により、利用する方々や、ご支援いただく方々の増加になるのではと考えており、今後はより広報面や地域との連携を強化していきます。
現在、吉川市内の子ども食堂(地域食堂)は3箇所ですが、市内において新たに食堂を始めたいという想いを持った方の支援となり、市内の学校区を全てカバーできるような未来を目指して活動してまいります。