「地域助け合い基金」助成先報告

 ちえのわ寺子屋

神奈川県横浜市戸塚区
居場所見守りその他

助成額

150,000円2021/02/24

助成⾦の活⽤内容

活動目的:小中学校及び特別支援学校に通学する児童生徒が放課後に指導者の下で学習とレクリエーションを行い、障害児と健常児の学力向上、相互理解、社会性の向上を促進する。

活動報告

1 感染防止対策の徹底と生徒及び保護者へ協力依頼しての運営
寺子屋への通塾生徒数が回復の兆しが見られないのは、新型コロナウイルスの蔓延が長引き、寺子屋での感染を懸念して子供の通塾をためらっていることが原因と思われる。
このため、寺子屋での感染防止対策を入念に行い、スタッフの行動規範、寺子屋での生活ルールについて生徒と保護者への協力を複数回依頼し、信頼の回復及び通塾の継続につなげるよう努力した。

2 感染防止用購入物品
非接触型体温計、手洗い用水道の蛇口を手の甲で操作可能なノブに交換、手洗い用ペーパータオル、除菌用アルコールスプレー、ごみ処理用ポリ袋、ポリ手袋、専用ごみ箱、薬用石鹸、フェイスシールド、透明パーテーション他

3 寺子屋内の行動規範
スタッフ規範:換気、手に触れる部位の消毒、など、生徒啓発:登塾時手洗い、体温測定、筆記用具・飲み物持参、マスク着用等。
保護者協力依頼:過密を避けるための登塾時間割り当て、寺子屋での生活上のルール等のお願い。

4 広報活動(町内会回覧用資料)
ちえのわ通信第3号2面(別添)に、ぐるーぷ・ちえのわの各部門の活動状況をまとめ、寺子屋における感染防止対策と生徒募集について掲載し、町内会で全戸回覧していただき、周知を図った。

今後の展開

1 NPO法人化
当団体「ちえのわ寺子屋」は上部団体「ぐるーぷ・ちえのわ」の一部門として独立採算で運営してきたが、近隣の方々のご理解と手厚いご支援を受けて活動を続けることができた。ぐるーぷ・ちえのわとしては、これに恩義を感じ、何かお返しできることはできないかと考えていた折、社会福祉協議会及びケアプラザから介護予防活動「横浜市介護予防・生活支援サービス補助事業」への参画を打診された。また、廉価で借りられる家屋の住人が転出することが分かった。これを好機ととらえ、具現化のため令和2年度のヨコハマ市民まち普請事業に応募し、最終審査を通過して助成金により活動場の改築資金の大半を賄える見通しが立った。
目指す「障がいのある人もない人も生き生きと活動できる場を創る」の具体的な活動内容に新たに介護予防、カフェ等を加えるとともに、従来の活動の統合を見直してNPO法人化することとした。
目下改築中であり、11月末に「車椅子でもOK多目的交流スペース」が完成し、12月前半にプレオープン、4月からはNPO法人化して本格オープンを予定している。別添資料「ちえのわ通信5号」
2 ちえのわ寺子屋の今後
NPO法人の一事業部門として従来と同様に放課後学習支援を主に行うが、長引くコロナ禍の為に、子どもたちは学校生活での制約が多く、ストレスの多い日々を過ごしてきた。子どもの成長には、子ども同士の関りやレクリエーションが不可欠であるため、ウィズコロナにあっても学習以外のレクリエーションも重視していく。また、成人のキャリアップの学び直しや年配者の学びのニーズもあり、門戸を広げて活動していく。

添付資料