笹野たすけあい隊

助成額

助成⾦の活⽤内容

本地域（みやき町笹野区）は人口289人（うち高齢者152人）、高齢化率52.6％である。一人暮らし高齢者等の見守り体制は構築できていたが、昨年の台風接近により、高齢者等の避難や家屋の補強が出来ない方が多数いることがわかり地域課題が明らかになった。この課題を地域で協議し助け合いの組織（笹野たすけあい隊）を設立し、台風の接近時には家屋の補強を行うと共に避難の呼び掛けを行う。対象は高齢者世帯に限らず子育て世帯等必要な世帯とし、日頃より防災意識の啓発活動も実施していく。
また、この取組を機につながりが希薄な世代との関係性の構築や新たな人材の地域活動へのきっかけづくりとしたい。

活動報告

■地区の状況　人口289人、高齢者数　152人（うち一人暮らし高齢者34人）、高齢化率52.6％
■笹野たすけあい隊　会員15名
事業内容：災害時の避難誘導及び地域高齢者等の自宅補強等の災害対策・防災意識向上のための啓発活動・助け合いの心を育むための関係性の構築と見守り活動
　
一人暮らし高齢者や日中一人暮らし高齢者へ台風前の家屋補強の周知（訪問）を行うことで、若い世代（働いている世代）や男性の地域活動への参画と高齢世代とのかかわりが出来た。
また、「支援作業の折に自分達も地域でできることをやりたい」という声から実施した生活支援に関わる作業等を通じて、新たな困りごとへの気づきや良好な関係性（お互い様、助け合い）の構築と防災意識の向上が見られた。
今後は「たすけあい隊」の活動をきっかけに地域全体の助け合い活動の機運を高め、買い物支援の実施やその他の困りごと等への対応、災害への備えや啓発活動を継続していく。
活動内容
①台風（14号）による強風で一人暮らし高齢者宅の雨樋の修理
②大雨災害予報発令に伴い小中学生登校時の見守りと点検活動
③一人暮らし高齢者の方と一緒に花壇づくりと花植え

今後の展開

もともとお互いに支え合う関係性を育む活動を長年行ってきた地域であり、若い世代も地域にできることで協力するという意識が強い。今回の活動はそのきっかけになったと感じる。
今後も様々な活動を通じてゆるやかな関係性と困った時に困ったと言える安心して生活できる地域を一緒に進めていきましょう。

添付資料