「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 まもるをまもる

京都府京都市下京区 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2021/02/19

助成⾦の活⽤内容

活動の目的:コロナと戦う医療従事者を支援したい人・企業をつなげるため、医療現場の現実やどういったサポートが必要なのかを知ってもらう動画を作成し、SNSなどを通じて広く公開します。
狙い:
コロナ禍の状況において、医療従事者は自身の感染の危険性を感じながら医療活動を続けています。そういった現状がテレビなどで放送されるたびに、何かサポートを行いたいとの申し出を個人的にいただくことが増えています。
申し出の中でよく質問されるのが、「何かしたいけど、何をしていいのか分からない」ということです。
医療現場によってもちろんニーズは異なりますが、基本的な情報や知識、申し出の方法などをはじめ、医療現場の生の声を知ってもらい、サポートしたいという声を上げてもらえるだけでも、医療従事者にとっては本当に勇気づけられます。
そのため、医療現場と支援する人を少しでもつなげ、また実際の支援に結び付ける最初の一歩として、医療現場が求める支援や支援したい人が何をすればよいのかが分かる動画の作成を行います。
これまで開催してきたさまざまなワークショップやイベントの様子をはじめ、実際の支援の例や私たちの役割などを端的に分かりやすくまとめ、たくさんの方々に見てもらうことで、支援のきっかけにします。

活動報告

医療現場で課題を感じている人に対して、動画を通じて情報発信を行いオンラインでの活動から現場の課題解決の手段や考えを学ぶことができます。
具体的な活動はこれからですが、これまでの活動やオンライン・オフラインでの取組みを端的に紹介しながら、私たちの団体が医療者の皆さんとともに作り上げていきたいコミュニティについて動画という新しい手段で発信することで、これまでになかった広がりや仲間づくりを期待しています。
活動の場として、地元のお寺にも協力をお願いしており、クリエイティブな活動ができる場を提供いただけるきっかけになることも期待しています。
オンラインでの活動「まもるをまもるのアトリエ2021」へ参加される方がたくさん集まることで、日本の医療現場を変えるきっかけにしていきたいと思います。

今後の展開

4期目を迎えたNPOまもるをまもるが今季最大に力を入れるプロジェクトが「まもるをまもるのアトリエ」です。
アートは「問い」であり、デザインは「共有する」こと。混同され、不明瞭になりがちなこれらのワードを、明確に使い分けてイベントを実施してきました。写真を使ったニーズソンは、アートで「問い」を作り、多様な参加者でバイアスの存在を発見し、バイアスの構造を可視化しながら、社会のニーズを創造します。写真の撮れない臨床現場は、「evaichigo(エヴァイチゴ)イベント」により臨床現場を再演して撮影会を行いました。
解くべき課題が明確になれば、さまざまな技術やソリューションをブリコラージュしてデザインします。この一連の創造のプロセスを、仲間と一緒に、加速する場が、「まもるをまもるのアトリエ」です。
複数のイノベーションプロセスから直接学ぶことができ、またそれぞれのプロジェクトに関わっていただくことができます。仲間を作り、よりエフェクチュアルに、ブリコラージュして、お互いの創造性を加速したいと思います。今後、この動画をもとに、医療従事者や産業界の企業の人材、行政など多様な人材を集め、いのちを守る人をまもるための仕組みづくりを一緒に取り組んで、「新しい当たり前」を創りたいと考えています。
動画制作物:https://youtu.be/mn9TK6f8yZs