「地域助け合い基金」助成先報告
つどい場このゆびとまれ
兵庫県西宮市助成額
55,000円(2021/01/29)助成⾦の活⽤内容
3月下旬に「南甲子園ルンルン春めぐり~まちあるき&ミニマルシェ~」を同じ校区内の有志と住民向けに実施します。この企画は障害のある人や認知症当事者らの社会参加を大切にし、たとえ感染予防のためイベントへの参加がかなわなくてもまちあるきの企画やマルシェでの出店準備や展示等で参画できるように工夫しています。
「地域行事が全て中止となり、住民とのつながりや楽しむ機会がなくなっている。」という障害福祉事業所の方との会話がきっかけに実行委員会を組織し、「住民みんなのイベント」「次につながる出会いと交流」「住民にとっての気づきの場」を視点に置きながら企画をすすめています。また、趣旨を地区社協会長に相談したところ賛同を頂き、運営面のアドバイスや自治会、会場等の調整を担ってくださっています。
活動報告
助成金を活用し、以下のイベントを開催しました。
〇イベント名 南甲子園ルンルン春めぐり
〇日時 令和3年4月15日~17日 〇会場(拠点) 甲子園コミュニティセンター
〇主催 南甲子園ルンルン春めぐり実行委員会(南甲子園地区に関わる4者で構成)
〇内容 まちあるき・作品展・ミニマルシェ(別添チラシ参照)
〇南甲子園校区域を対象に実施し、以下の新たなつながりや気付きを生むことができました。
<児童・障害・高齢福祉事業所>
イベントはまちあるき、作品展、ミニマルシェの3つで構成し、まちあるきは障害・高齢福祉事業所をチェックポイントにして、そこの通所者(入居者)にイースターエッグを描いてもらい飾りました。また、作品展は主に保育園、学童保育の児童らの作品を展示して、隣で実施したミニマルシェでは障害のある人たちやボランティアグループが出店をしました。
イベントに参加することが難しい時ですが、イベントをつくる側として福祉事業所に通う方や職員に関わっていただき、地域とのつながりをつくることができました。
<地域団体>
南甲子園地区社会福祉協議会が協力団体として関わってくださり、イベント当日の運営スタッフとして参加しました。また、町内会への事前説明やチラシ配布依頼なども窓口となり企画をすすめるうえでこれまで接点の少なかった実行委員会メンバーと接点をつくることができました。
<地域住民>
広報は町内会を通じて会員全戸配布を行いました。(約6000部)自分の地域にある福祉事業所を知ってもらう機会として各事業所をまわり、本部で景品を提供する企画にしたところあいにくの雨ではあったものの多く方がまちあるきを楽しみました。イベントはスタッフも込みで100人近くの参加があり、地域行事が中止となるなかでイベントを楽しみながら地域住民に気づきの機会をつくることができました。
今後の展開
つどい場このゆびとまれは介護者、当事者や地域の方が集える場として日々活動しています。日頃は主に高齢者を対象にした内容が多いですが、今回の企画は地域内の事業所が垣根をこえて幅広い世代を対象にしたイベントになりました。今後もこうした取り組みを考えていきたいと思いますが、他の地域で取り組まれた「個人・団体・地域」が元気になった実践事例を知ることができればと思います。