「地域助け合い基金」助成先報告

 タスクネット東京

東京都調布市
見守りその他

助成額

150,000円2021/01/22

助成⾦の活⽤内容

私たちの活動は、今までの見守り活動に加えて地域を巡回するバスを走らせ高齢者や交通困難者の通院や買い物などを支える仕組みづくりを目指しています。この地域は、駅がある市の中心部からバスで20分ほど離れた地域にあり、交通機関はバスを利用しています。2020年の新型コロナウィルスの影響を受け、バスが大幅に減便されることになり通院できないなど今までの生活が制限される高齢者がでてしまいました。この地域巡回バスの利用により今までバスを利用していた高齢者が自宅に引きこもることなく、引き続き外出することができ地域のバスで同じ時間に乗車することで新たな友人関係が広がり地域との繋がりも強くなると考えています。地域住民で解決策を検討していたところ、地域のデイサービスの事業所より車両提供のご協力を得られることになり今回の活動立ち上げとなりました。

活動報告

地域のミニバス減便を機会に通院や買い物で高齢者が不便に感じ、自宅に引きこもりに繋がらないように外出を可能とする事を目指し、市民ボランティアの空き時間を活用する。その結果、一程度の成果(近所力と地域連携)を利用者に提供できた。
助成期間:令和3年2月~令和4年1月
運行結果:運行54回、利用者122人、距離256km
週一定期便として、調布市市民活動支援センター・野ケ谷の郷で活動している方への支援として毎週土曜日夕方の運行を行い、他にも地域高齢者の買い物、通院などの要望を聞き取り、臨時便として不定期に運行した。

「利用者の声」
・ふれあい号運行に感謝。ふれあい号がない時に野ケ谷の郷まで歩き、その便利さを感じている。
・自宅からから安心して通院先までいける。帰り便の利用もできるとなお嬉しい。
・ミニバスは調布駅まで時間かかってもゆっくりと安全に利用しやすかった。 
「運行しての思い」
・地元同士の地域連携、交流につながるとの思い。
・通院等では安心して利用できるとの反応から自治会近所力の支えになるとの思い。

今後の展開

地域交通ふれあい号の現状評価として
・利便性を一程度維持した事と新たな地域連携が出来た。
・市ワゴン車両による新たな北部地域巡回交通の実証実験を始める事に繋げた。
令和4年度予定(フェーズⅡ)
民間協力によって達成できた地域交通ふれあい号の運行結果から次の支え合いのあり方をつくる。
・近所力の維持:深大寺第一自治会(臨時便)
・地域の連携便:野ケ谷の郷/月1回程度
・ボランティア:車両、保険とも運行者の提供
次期構想(フェーズⅢ)
新たに出来る公民連携事業の施設(令和4年4月:ブランチ調布)に地元各自治会と市の協力事業
(車両準備)として近所支え合いに資する活動を目指す。

添付資料