「地域助け合い基金」助成先報告
高齢者支援ネットワ-ク連絡会
大阪府八尾市助成額
150,000円(2021/01/25)助成⾦の活⽤内容
<事業名:高齢者認知症予防事業>
①八尾市内の高齢者を対象。
②人生100年時代を迎え、高齢者は認知症への備えに迫られているため、認知症予防・終活方法を地域に広め、認知症サポータを輩出し、ネットワークをつくる。
③各種セミナ-を八尾市内4ケ所(山本コミセン・山本集会所・上之島集会所・高砂集会所)で5回開催(各種認知症対応セミナ-<脳活性化・徘徊対応模擬講習会>等)
④高齢者見守り・励まし活動の展開(特にひとり暮らし高齢者の孤立を防ぐため民生委員と連携)
⑤アフタ-新型コロナで、高齢者あんしんセンタ-と協力して、地元高齢者を地元ふれあい喫茶への参加を促す。(高齢者居場所づくり)
⑥シニア健康かわら版作成・配布(5回)
セミナー開催地域に配布するとともに八尾市各コミセンにチラシを配架してもらう。
活動報告
1)活動の背景
昨年来の新型コロナ禍の影響で、高齢者の社会活動等の機会が減り、認知症のリスクが高まり、地域でも認知症が悪化し、介護する家族の相談事が増えた。そのため、ウイズコロナ時代の認知症予防のため、地域に開いた認知症予防健康教室を開催しました。(新型コロナ感染予防対策を講じて)
2)活動内容
①活動企画会議…行政保健師・高齢者あんしんセンター・NPO・生活支援コーディネーター等に案内し、現況報告と認知症予防健康教室開催を検討。
②認知症予防健康教室開催…2ケ所で5回開催(当初4ケ所予定したがコロナ禍のため2ケ所となった)。講師に介護福祉士(手指に体操)、管理栄養士(腸内環境と認知症予防)、総合病院の臨床心理士(認知症にならない元気な生き方)、主任介護支援専門員(認知症の方への接し方)、NPO認知症予防サポートネット理事長(コロナ禍と認知症)。
③認知症予防かわら版発行…認知症予防5つのポイント等8回発行し、地域で回覧。八尾市山本コミセンに掲示してもらった。
3)反響
①健康教室参加者の感想
(イ)初めて健康教室「手指の体操」に参加し、とても楽しかった。また開催してほしい(60代女性)。
(ロ)やお市民活動センターのホームページで「高齢者支援ネットワーク連絡会」の活動を知り、健康教室に参加したが、今後共に活動をしたいので会員になりたい(40代男性サラリーマン)。
(ハ)65歳以上のひとり暮らし高齢者は「民生委員」が見守りされているが、地域の総合力で全高齢者の健康長寿を推進するボランティアの組織化をやってほしい(60代女性ヘルパー)・
今後の展開
1)新型コロナで、自粛の時間が長引き、人との触れ合いが減り、高齢者の健康に深刻な影響が出ている現況から、コロナ感染対策(参加人数制限・除菌・換気等)を講じて認知症予防健康教室を開催したが、大変好評であった。
2)地元以外の方が、「高齢者支援ネットワーク連絡会」の活動を知り、入会を希望され感動しました。「FMちゃお八尾」に健康教室の取材に毎回きてもらっていますが、当連絡会のホームページ開設を検討する。
3)今後、高齢者向け「スマートフォン教室」を開催し、ウイズコロナ時代の地域のつながり強化に活用する。
4)「地域共生社会の建設」めざし、地域の助け合い運動を行政・社会福祉協議会・高齢者あんしんセンター・地元各団体との連携を活発化したい。
5)新型コロナ感染拡大の現象を見据えて、八尾市内・八尾市外(柏原市・西宮市等)でも健康教室会場を設定し、各地のNPO等と連携し「認知症予防運動」を拡大していく。