「地域助け合い基金」助成先報告
七色武士
茨城県つくば市 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/12/21)助成⾦の活⽤内容
この助成金を活用し、新型コロナウイルス対策を取ることで、この伝統行事を継続して守っていきたい思います。具体的な対策としては、どんど焼きのお焚き上げ品の事前回収や郵送対応を行うことで、当日の人と人の過度な接触を避けていきます。また、アルコール消毒やマスク着用の徹底の呼びかけ、簡易でできる非対面型会場設営を考えております。
伝統的な行事なので、地域住民の中には高齢者や子どももたくさん参加してくれています。最近では一人暮らしの高齢者の方もたくさん増えてきているので、多世代の交流も促進し、「小田に住んでいてよかった」と思ってもらえるようなイベントとしていきたいです。私自身、昔から続く今年で33回目を迎える伝統行事を、続けていくことに意味があると感じています。極力中止はせず、最小限で出来ることを模索して、コロナウイルス感染防止を意識し開催したいと考えています。
活動報告
今年のどんど焼きは、開催するか非常に悩んでおりました。コロナ対策のことや規模の縮小による資金面の難しさなど、いろいろな障害がありました。
そんな中でも開催に踏み切ったのは、地域の方からやってくれると助かりますというお声でした。自分たちが考えている以上にどんど焼きが必要とされていました。
開催を決意したのはよかったのですが、開催の為には、万全なコロナ対策に伴う必要経費があり、例年にない出費に頭を悩ませていました。そんな中、助け合い基金の存在を知り、助成も無事受けまして、コロナ対策備品を十分に用意でき、非常に助かりました。
例年とは異なり、受付での参加者の特定や、アルコール消毒、飛沫防止対策などの感染防止策を講じ、また、櫓を小さくしたり、飲食ブースや餅焼きなどお楽しみイベントも今回は中止になってしまったりと来場者の方、スタッフには迷惑をおかけしたと思います。
しかし、どんど焼きを開催できたことで、皆様の処分に困っていた正月飾りを回収し、お焚き上げすることができました。コロナ対策は、とても大変でありましたが、開催出来て、よかったと今では、感じております。
今後の展開
例年どんど焼きを継続していける地域が少なくなっており、やらなくなってしまった地域や、燃えるゴミで出してくださいという地域も見受けられます。来場いただいた方からは、毎年、正月飾りをどうしたらいいのか分からないといった声をいただいており、私たちも、どんど焼きを開催する意義を感じています。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、当日以外にも事前回収を実施し、私たちの想像以上に正月飾りをお持ちいただきました。
しかしながら、それでも当日や事前回収の日も都合のつかなかった方、または遠方の方もいらっしゃると思います。そこで、今後は、正月飾りの宅配便による回収サービスなどを本格的に進めていきたいと考えています。