「地域助け合い基金」助成先報告
南方町大門区自治会
宮城県登米市助成額
100,000円(2020/12/28)助成⾦の活⽤内容
1、ゴミ集積所の修繕について
現在、当自治会には、ごみ集積所を4ヶ所設置し、内3ヶ所の集積所の老朽化が激しく、景観上・衛生面で環境が非常に悪い状況にあります。この基金をごみ集積所修繕費用として活用させていただき、衛生面・景観面に配慮した環境美化を整えたい。
2、ミニディサービス活動と併せて友愛活動へ
現在、月1回のミニディサービスを実施しているが、コロナ禍の中において外出も難しい状況から、更に、11月より月1回、2人1組の2班編成で、見守り、安否確認、話し相手などの友愛活動を実施しています。これに伴い、サポーターに対する費用弁償費併せて感染防止対策費として活用したい。
3、仲間づくりを目的に、幼児から障害者、高齢者を一堂に介し、多世代交流ゲーム大会を実施するにあたり、コロナ禍の影響で交流中止するとなれば自治会組織の希薄化が懸念される。このことから、3密を回避し開催するにあたり、消毒液、検温計などの感染防止対策を整えることに活用したい。
活動報告
この度の助成金にて当自治会には、3つの大きな成果・効果を得ることができました。
1、当自治会に環境美化部の設置
長年の懸案事項でした3ケ所のごみ集積所が修繕し新しく生まれ変わりました。これまでもごみの整理整頓は行っておりましたが、ガラスが破損・腐食個所から生ゴミを引っ張り出されて荒らされ、区民も諦めておりました。しかし、ごみ集積所の修繕により散乱もなくなり、ポイ捨ても少なくなり、周囲の環境は非常によくなりました。また、周囲がきれいになったことで住民意識にも変化が生じております。
先般の役員会の席上で、代表者の提案した環境美化部の設置も快く理解を頂き、総会に諮ることになりました。大きな前進です。
役員の意識として、大事な基金で修繕したので、丁寧に・長持ちするようそれぞれが意識をもって、管理することが大切だ。さらに生ごみの各家庭での減量にも意識する旨を総会の席上で徹底を図ることを申し合わせた。「地域助け合い基金」助成金のお陰で大きく自治会が前に進みました。
区民の声として、とってもきれいになり、環境がよくなったね。
ほんとうに、生きた助成金を頂きありがとうございます。
2、友愛活動に係る費用弁償
今まで、呼びかけ型の参加活動でした。この度の活動で強く感じたことは、先ず弱みを見せることを感じたことです。「助けて」と言えるには、ヨコの関係の仲間づくりが必要と強く感じました。
私たちは、話し相手や見守りをしてあげているという立場で接した様な気がしたことです。
虚弱者には、その立場になった気持ちになり接し、また、チラシについてもただ見てほしいだけでなく、一緒になって読み上げなど同じ目線で接することを強く感じたところです。今後は、家族的な役割りを担っていきたい。ほんとうに貴重な体験にすることができました。貴重な基金を賜り感謝申し上げます。
3、体温計や消毒液の活用について
体温計2ケ、手指消毒液を購入し、事業のある毎に、コロナ感染予防対策として、使用させて頂いております。
今後の展開
1、今、家庭、地域の希薄化が進展し、また、核家族化が進む中での高齢期の生き方は、従来のように強い家庭関係のある家庭をベースにしたステージ(自助)では難しくなったとも言われております。
これからは、家族に代わる新たな人間関係のつながりがないと多くの人が孤立した暮らしになることが心配です。
このことから、私達自治会は、高齢者から子ども達までが参加した多世代ふれあい交流ゲーム大会を自治会の一大イベントとして毎年開催しております。
目指すところは「地域家族」です。
地域の力=区民の力で相互に担い合いながら、血縁はないけれど、縁あって同じ地域に住んでいる者同士として、家族同様の支え合いを目指して頑張ってまいりますので、今後とも一層のご指導ご支援をお願いします。
2、“つながろう、心で 広げよう、笑顔の助け合い”「地域助け合い基金」での助成金を賜り区民一同感謝の念で一杯です。令和3年度には、高齢者の居場所づくり・支え合い活動費として役員会の理解を得て、25,000円の予算を計上いたしました。