「地域助け合い基金」助成先報告
おたがいさま雲南
島根県雲南市助成額
125,000円(2020/12/23)助成⾦の活⽤内容
誰もが支え、支えられるつながりの中で、自分らしく安心してくらせる地域づくりをめざしています。
私たちの活動に、より多くの人が参加し、人とのつながりを作って行ったり、また、地域の諸活動とも連携してすすめていく事は、孤立せず生きていく社会、地域にとって大切と考え、日々活動しています。
オンライン会議の体制を整え、情報交換をはじめとして、つながりを強めていきます。
コロナ禍において、人と接することに不安な気持ちも強くなっている状況のため、利用件数も減っています。私達自身もコミュニケーションスキルを高め、利用者のニーズを的確に把握し、安心して応援できる状況を作っていきます。
活動報告
①オンライン会議の環境を整えた。(パソコン、ワイドカメラ購入)
1)運営委員会、各チーム会、三者会にて活用
(zoom練習会5回・運営委員会2回・チーム会9回・三者会1回)
緊急時又は夜間でも開催でき、時間や会場の移動制限がなくなり、参加しやすくなった。
2)外部研修に参加可能、また委員の参加人数が増えた。
・委員が多数参加することにより、研修内容の共有やその後の自分達の活動へどう活かしていくかについて、皆の共通課題となり、解決に向け
て皆の意識が前に向いていった。
・また、その課題解決のためには、地域団体との協力の必要性について共通認識となった。
②コミュニテイーナースに学ぶ「元気になるおせっかいのコツ」研修
雲南市内を中心に活動するコミュニティーナースカンパニー(株)から、宮本講師を招き、助け助けられの関係づくりのための傾聴スキルについ
て学ぶ。(11/30 CO・運営委員9人)
☆学んだこと
・つながりは健康づくりにつながる ・つぶやきの中の本音を拾うこと ・みんなで物語をつくる
☆CO感想より…
「困ったときには声を出すことを実行してみたら、たくさんの協力者が出てきて、解決に向けて動き出すことができた。研修を受けて本当に良
かった」「今までは困りごと解決という姿勢でしたが、これからはもっと広い目で見て、みんなが元気に明るくなれるようにと考えられそうで
す」「互恵性、お互いに恵みを与え合っている。それがハッピーになり町が元気になると気づいた」「多くの人が地域や年代の垣根を越えてつ
ながれると良い」と、誰もが自分らしく、存在を認め合い、つながり合うことが「人を元気に」「地域を元気に」することを学ぶ機会となっ
た。
今後の展開
日頃のちょっとした困りごとを助け合い、誰もが安心して住み続けられる地域を目指して活動しています。
暮らしの中で、「ちょっと手伝ってほしい」と思っている方(利用者)と誰かの役に立てたらと思っている方(応援者)をつなぎます。
自分のできる事、得意な事を寄り添う気持ちで応援し、ありがとうの感謝の言葉を交わしたり、人生の先輩から学んだり、応援者同士協力して応援したりと、新しい出会いや優しい気持ちの循環が、ほっと笑顔になる機会を作っています。今後も、多世代の参加を呼び掛け、幅広い利用者のニーズに応えていきたいと思います。
また、“自分で頑張っている方”も多いと思います。誰かの手を借りることで、ゆっくり過ごす時間や安心感を得ることができます。「こんなことできたらいいのに…」も実現できます。気軽に声を出す状況を作り、「助けられ上手」を増やします。
地域でも住民主体の活動が進んでいます。今も将来も、誰もが安心して住み続けられる地域であるためには、各団体活動が自分達のできる事、得意な事を寄せ合って、話し合いを重ねて、新しい価値や文化と仕組みを創っていく世界は、これからもっと求められると思います。
常にWelcome・openに地域とつながり、おたがいさまの良さ、改善点などを教えてもらい、活動の意義を確認しながら、地域の中に「おたがいさまね!」のネットワークを広げていきたいと思います。