「地域助け合い基金」助成先報告

 お茶のじかん応援隊

静岡県長泉町
居場所見守り

助成額

130,000円2020/11/20

助成⾦の活⽤内容

「お茶のじかん」というサロンを毎月2回2時間程度開きます。コロナ禍でお出かけやママ友づくりの機会を失った新米ママが安心して出かけられる場をつくります。ひとりで来たママも子連れで来たママも、子どもの遊びを見守りながらスタッフとお話をしたり、ヨガでリラックスしたり、遊びのワークショップでおうちでの遊びの幅を充実させたり、同世代の子育て中のママとつながる場になります。スタッフは場に来たママ同士が、サロンのないときにも連絡が取り合えるように声をかけることでつながりづくりを促進させ、その後の子育てが少しでも楽しくなるお手伝いをします。働くママにも考慮して、毎月平日と週末とそれぞれ1日ずつ開催します。スタッフは趣旨に賛同した地域の先輩ママ40人ほどが順番に行います。どうしても感染の不安が強く外出に抵抗があるママに対しては、ハイブリッド開催として、zoomで場を開くことも検討しています。

活動報告

コロナ禍で出産し子育てをしている未就園児の親向けに、少しの間子どもを抱っこしてくれたり遊んでくれたりする人がいると、その時間をもつことで、ホッとできたり、おしゃべりができたり、本を読んだり、お茶を飲んだりして、また頑張ろうって思えるのではないかと思っています。

また、事業に賛同してくれたママが40人ほどいて、そうした面々が、抱っこ隊に来てくれたり、本をもって読んでくれたり、キットパス手形足型をやってくれたり、行けないけどごめんねとコーヒーやお菓子を差し入れしてくれたり、未就園児ママのホッとを支えてくれました。

会場内には先輩ママから寄せられた「サイズアウトしたベビー服」が無料でもらえるコーナーもあり、喜ばれました。

参加者からは、
・産んでからはじめてこんなのんびりした時間が持てました。(0歳双子のママ)
・下の子が生まれてから、上の子の赤ちゃん返りがひどくて、今日はみてもらえて話を聞いてもらえてうれしかったです。(0歳、5歳ママ)
・資格試験の試験勉強したいけれど家では全然できなくて。今日は子どもを見てもらえて集中できました。(2歳、5歳、7歳ママ)
・全然イベントもなかったので、手形足型ができたのがうれしかったです(0歳ママ)
・ベビー服がたくさんもらえてよかったです。先輩ママの話が参考になりました。産んだらまた来ます。(妊婦)
といった声がたくさん寄せられました。

今後の展開

想像以上にコロナ禍が長引き、依然として未就園児を子育て中の親にとってはつながりがつくりにくい時間が長引いています。
この活動を引き続きもうしばらく継続することでスタッフの同意を得ています。

本来なら、産後すぐは、一番苦しくてそして一番楽しい時期である乳児期を、なんとか地域の目や手で支えるお手伝いができたらと考えています。
そして、最終的にはこうしたきっかけがなくても地域が手を差し伸べやすい、「がんばってるね」「よく眠れてる?」「困ってることはない?」が言いやすくて、ママたちも「ちょっと見ててもらえますか」や「聞いてください」「困ってます!」というSOSやストレスを気軽に語りやすい、そうした関係性のできるつながりづくりがどこででも生まれる地域になることを望みます。

一緒にそんな地域にしていきませんか?

添付資料