「地域助け合い基金」助成先報告
わいわい子ども食堂はしもと
和歌山県橋本市 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/11/17)助成⾦の活⽤内容
現在コロナ禍で解雇や雇い止めなどにあい経済的に困窮の中にあるご家庭があります。これらのご家庭(特に子育て家庭)に定期的に食料をお届けし、声がけすることで社会的な孤立感を和らげ、食料支援が食生活の少しの足しになり安心感と余裕につながると考えています。第1回目の支援は、食料配布を橋本市にご協力いただき10世帯のご家庭に対して12月に実施する予定です。以降は対象のご家庭から私たちに直接ご連絡いただきお届けすることとなります。食料支援にとどまることなく、子どもの学習支援や体験学習などへつなげることが出来ればと考えています。また食料には子ども達に楽しみにしてもらうためお菓子を加えました。なお実施期間は緊急で当面6ヶ月としていますが、極力1年間は継続して実施したい考えです。
活動報告
昨年12月から経済的に困窮の中にある子育て家庭に食料をお届けする活動を始めました。初回の12月24日にはある企業から大きなクリスマスケーキを各ご家庭に1つずつ配ってくださいとの申し出を頂き食料と一緒にお届けすることができました。以降毎月第4金曜日に橋本市子育て世代包括支援センターと共同で食料をお届けしています。
また農家の方々は毎月新鮮な野菜を用意してくださり、ある時などは子ども達に”よもぎ餅”を食べてもらいたいと言われて野菜と一緒にお餅をついて持って来てくれました。子育てのご家庭に心を寄せていただいていることに感謝しています。また私たちの活動に賛同していただいている企業からも毎月お菓子や食料の提供を受けています。
そしてボランティアスタッフも食料支援活動を契機に参画してくれる方が増えました。また支援しているご家庭も2世帯増え、当初6カ月を予定していた活動もコロナ感染の収束が不透明な中、さらに6カ月延長して継続することとしました(2021年12月まで継続)。
またお母さんやお父さんからは「いつもありがとうございます。本当に助かっています」との言葉とともに、いつもお届けするのを楽しみに待ってくれています。協力してくれている子育て世代包括支援センターの方からも「ご家庭にとっては命綱となっています。とても喜んでくださっており、私達もその笑顔がうれしいです」との感想を聞かせていただきました。このような声が私たちの励みになり、これからもより一層頑張らねばと張り切っています。
今後の展開
現在市内に5つのこども食堂がありますが、子ども達がもっとこども食堂にアクセスしやすいよう、他の地域の子ども達の自宅近くに必要だと思っており、そのためには更なるこども食堂の開設が望まれます。昨年度5つのこども食堂と橋本市で「橋本こども食堂連絡協議会」を立ち上げましたが、こども食堂を新たに立ち上げようとされている方をサポートする体制が徐々にではありますが整ってきています。また「こども食堂開設の手引き」を作成しましたので活用していただければと思います。
今回の食料支援は、コロナ禍で特に困窮している限定したご家庭に直接お届けすることでしたが、来年からはもっと多くの子育て家庭を対象にこども食堂を拠点として食料支援を継続して実施したいと考えています。