「地域助け合い基金」助成先報告

 川東学区社会福祉協議会

京都府京都市左京区
居場所見守り配食・会食

助成額

150,000円2020/10/30

助成⾦の活⽤内容

川東学区社会福祉協議会では「こころのひとりぼっちをなくそう」をスローガンに様々な活動を行ってきている。また、今年度についてはコロナ禍により殆どの集会等による活動に制約を余儀なくされている。その中で特に「独居の高齢者等中心にした見守り活動(夏・冬年2回)や地域の喫茶店を活用したすこやかサロン(ミニ学級・居場所づくり)をできる限り実施したい。
そのためには少なくとも3密を避け、手洗い励行とマスクの着用、フェースシールドの活用をあらゆる活動分野で参加者や、ボランティアの方々に協力願い実施している。また、配食サービスについては仮設の配食センター(取扱所)を南と北とに分け配食弁当(奇数月)の配達をアンケート集約(見守り活動の一環として)と合わせ実施している。
助成金の内容としては、少ない活動の中でもコロナ禍による感染者を一人も出さないことを前提に配食センターの清潔度を高めるため最小限の養生を行うシート購入等や手洗い励行のアルコール噴霧器・物品用アルコール容器・雑巾・タオル類、フェースシールドの材料、喫茶店での隣の人との簡易式透明シールド隔離壁材料等々、個包装のマスク代を主なものとして要求したい。なお、体温測定には非接触型体温計を購入したい(現在、個人所有物を利用)

活動報告

2020(R2)年4月16日緊急事態宣言が出され、京都府は特定警戒都道府県となった。5月25日に解除になったがそれ以降も主だった活動は制約を受け、本来の活動は、三密を避けやすいものに限って活動を行ってきた。
川東学区社協として高齢者を中心に配食サービスや寝具クリーニングサービス等の取り組みには「どちらか75歳以上のご夫婦、70歳以上の方、65歳以上の独居の方、そして障がい者手帳をお持ちの方」としており、すこやか学級サロンなどは、「65歳以上の方」を参加資格としている。
今回のふれあい配食サービスは、年間6回の取り組みで延べ605名の方が参加されており、全てが無料提供ではなく実費として必要額の約半分を自己負担願っている。このような取り組みは、この20数年間配食サービス活動をほとんど休むことなく続けており、今年は特にコロナ禍の中で好評を得ている。
年2回の「見守り活動」では、社協として民生委員・老人福祉員・消防分団員そして包括支援センターの協力を得て独居老人宅等を訪問し、個包装マスク2個・京都市ゴミ袋(一般・プラ用)また、ゴミ袋が使えないマンションにお住まいの方にはサランラップ等をお配りし、生活上・健康上の相談を行い、安心安全キットは5名増の96名の方に手渡している。今年は145名の方にお会いでき“いつもありがとう”の声をいただいている。
川東から約2㎞離れた錦林児童館の子どもらといつもは「左京いこいの家」で独居老人の方と茶話会を楽しんでいるが今年はとても無理な状況だった。そこで包括支援センター長が自らオンラインでつないで児童館の子どもらと離れた川東社協の高齢者と一緒に画面を見ながら話ができたらと研修の一環として準備をしていただいた。子どもらから昨年12月に約30個のクリスマス・リースをいただきお礼を兼ねて写した画面は、子どもたちの楽しそうな雰囲気に私たちも満足した。

今後の展開

これらの活動や取り組みを通じて、高齢者を中心にしながら左京区社協では、地域のスローガンとして“こころのひとりぼっちをなくそう”を掲げ、また基本理念として“あなたと私を大切にし、人と人とのつながりを地域に広げるまちづくりを推進します”として取り組んでいる。川東社協も同スローガン・基本理念で頑張っている。とりわけ川東社協では拠点づくりを目指す中、活動の輪を大きく広げてより若い人に担ってもらえるよう、活動内容含め後継者づくり・育成に励む必要があると感じている。他地域の活動も参考にしながら、少しで前向きになるよう努めたいと思っている。

添付資料