「地域助け合い基金」助成先報告
上之島地区福祉委員会
大阪府八尾市助成額
150,000円(2020/11/16)助成⾦の活⽤内容
<事業名:シニアさわやか生活推進事業>
①上之島地区内の高齢者約2,000人を対象に活動
②人生100年時代の高齢者不安に対応する事業
③福祉委員会が中心となり「シニアさわやか協議会」を発足
<メンバー:八尾市保健センター(保健師)・社会福祉協議会(生活支援コーディネーター)・高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)・上之島まちづくり協議会・NPOいきいきつながる会・SSPV(高齢者支援プロボラ)・高齢者クラブ有料老人施設・防災士等>
④各種セミナー8回開催(健康セミナー・老い支援セミナー・防災セミナー・ICT活用術セミナー等)
⑤高齢者見守り・励まし活動(自治会・民生委員と協働)
⑥シニアさわやか通信(内容:健康・終活・生活支援・防災・防犯)作成・印刷・配布(2ケ月に1回)
活動報告
1)活動の背景
新型コロナ感染拡大で、高齢者は自粛生活を余儀なくされ、通い場(ふれあい喫茶等)も閉鎖され、心身機能の低下(フレイル等)・孤立化等が懸念された。そのため、各種団体(社協・保健センター・高齢者あんしんセンター・民生委員会・警察・消防署・NPO等)と連携を深め、高齢者が安心・安全な生活を過ごすための活動を実施。
2)活動内容
①各種団体との懇親会実施。
②コロナ感染対策(検温・除菌・マスク着用・人数制限・換気)を講じて、小学校集会所で、高齢者・自治会・福祉委員会役員対象で、健康セミナー5回、防火セミナー・交通事故防止ミニ講習会各1回、高齢者見守りセミナー1回を開催。
③健康かわら版等を持参し、ひとり暮らし高齢者宅安否確認訪問・ポスティング活動実施。
3)反響
①福祉委員会役員の方が度々、訪問してくださり、心強かった。(男性ひとり暮らし<75歳>)
②近所で火事が発生したが、素早くご近所連携で延焼が防げた(自治会役員)
③保健師・専門職(生活支援コーディネーター・介護福祉士等)との連携が強化され、高齢者の生活支援の相談窓口が増えた。(福祉委員会役員)
今後の展開
1)地域住民がもれなく福祉サービスが受けられるように上之島地区福祉委員会メンバーの行政等への外交力強化・福祉知識アップのための研修会を開催。
2)高齢者の不安3K(経済・健康・孤立)対策のため、コロナ禍の中、高齢者まちかど健康推進委員の組織化を図りたい。
3)警察との連携強化で、高齢者が特殊詐欺にあわないように、また交通事故防止を自治会の協力のもと、地域住民に徹底したい。
4)地域薬局・医師会・保健センターとのネットワークを行政地域担当者(地域コミュニテイスタッフ)と共に作り、地域住民の健康長寿アップに頑張る模範の地域を建設する。
5)国連が定めた「誰ひとり取り残さない社会建設」を目標とするSDGsを学び、地域草の根から実践する活動家を輩出したい。