「地域助け合い基金」助成先報告

 岡輝みんな食堂

岡山県岡山市北区
居場所見守り生活支援配食・会食

助成額

150,000円2020/11/02

助成⾦の活⽤内容

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、これまで開催してきた食堂の開催が困難となっており、地域の高齢者や子どもたちへの食支援が行えない状況となっているため、月に2回程度、地域の子育て家庭や独居高齢者を対象として、お弁当の配布を行う。
現状としてこれまで3回配布を行っているが、予定していた食数を大幅に超える申し込みがあり、出来る限り支援の幅を広げるため助成金を活用して、より多くの子育て家庭にお弁当の配布を行いたい。
この活動を行うことにより、これまでみんな食堂に参加していなかった、支援の必要な子育て家庭にも支援の手を広げる事ができ、今後、みんな食堂を再開しても、継続して参加できる関係を構築するために助成金を活用したい。

活動報告

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、これまで運営してきた食事の提供が難しくなり、令和2年8月より、私たちが活動する岡山市北区岡輝中学校区の子育て家庭や一人暮らしの高齢者を対象としてお弁当の配布を開始しました。本助成金につきましては、1/23、2/13、27、3/13の4回のお弁当個入費にあてさせていただきました。月に2回配布させていただきましたが、毎回約150人の申し込みがあり、全員に対応することが難しいため、1回につき約120食配布させていただきました。購入されたお母さんからは、「コロナ禍で仕事が減り、生活が苦しくなっているので、お弁当の配布は大変助かっている」や、「毎回美味しいお弁当をありがとうございます」と喜んでくださっています。お弁当の配布に伴い、フードパントリーも実施し、生活支援コーディネーターから、寄付の情報や団体との橋渡しをしていただき多くの食料品や日用品のご寄付をいただきました。ご寄付してくださった方からは、みんなが苦しい状況の中で、お互いに支え合いながらこの困難を乗り越えていけたらうれしいとの声も多く聞かれ、積極的にご寄付してくださる個人や団体が多く存在することを改めて実感しました。配布の際に地元の高校生がボランティアで参加してくださっており、学生や地域住民の中にもボランティアなどで地域を支えたいと思いを持っておられる方がいることを知る事ができ、地域の力を私たちもお借りしながら、運営していきたいと思います。お弁当を配布することで、私たちの活動を多くの子育て家庭に知っていただく事ができ、本来の食堂の運営にもつながっています。

今後の展開

これまで、「お年寄りも、大人も子どもも、いっしょにごはんを食べよう」をテーマに地域の一人ひとりがささやかではありますが、役割を持ってお互いが支え合える関係づくりを構築するための活動を続けてきましたが、それが今回の弁当配布を通して形になりつつあることを実感しています。今後は本来の食堂運営を月に1度のペースで開催し、(新型コロナウイルス感染の状況に応じて中止する場合があります。)食堂開催時にはフードパントリーも同時に行う予定です。地域のコミュニティ食堂として今後も活動を続けていきますので、様々な団体と繋がらせていただき、ぜひ一度お立ち寄りいただければと思います。今後も支援の必要な子育て家庭に対して、食料品や日用品のご寄付をお願いいたします。4月から新たな取り組みとして、月に1度、地元の協力者と一緒に、小学生を対象とした学習支援の場を提供します。お弁当の配布については生活支援コーディネーターから新たな助成金などの情報提供をいただいており、活用できる場合には不定期での実施を考えていきます。

添付資料