「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 あっとホームたかまつ
茨城県鹿嶋市 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/10/12)助成⾦の活⽤内容
事業名「みんなの笑顔が溢れる日」
コロナ渦において、今年は夏休み時期に多くのイベントが中止され、秋のイベント開催も縮小傾向にあり、地域で必要な交流を深める機会が少なくなってしまっています。当団体はこのプロジェクトを通じて子供たちや保護者の方々、地域の方々が、制限のある中でも様々なふれあいを通じて、笑顔溢れる時間を過ごして貰いたいと願っています。また、このイベントで地域の絆、国際交流の一助となり、地域福祉業務の一環にもなってもらいたいと次の内容にて開催します。
日 時 :11月01日(日) 11:00 ~ 15:30
場 所 :たかまつまちづくりセンター
主催者 :NPO法人あっとホームたかまつ
参加者数:総参加者100人程度
サポーター:15名 講師:5名 演奏者:9名、
事業目的:地域交流・親子の絆の再構築、異文化交流
プログラム:
屋外にて ① 心が癒やされる音楽 ヴァイオリンリサイタル・リコーダー演奏
② 大人も子供も心を整える瞑想ヨガ
③ フォトジェニックコーナー(ハロウィン仮装)
④ 防災食の配布
⑤ フードバンク
⑥ KODOMOのお店・マルシェ出店
⑦ 異文化交流(日本の遊び、海外の遊び)
屋内にて ① ものづくり体験 木・和紙工作(予約制)各15名以内
② 日本文化体験 茶道(おもてなしコーナー)
③ 防災食作り方講座
④ 異文化交流(日本の遊び、海外の遊び)
感染対策内容
屋外での対策:①入場制限、②体温計測、③除菌、④マスク着用、⑤ソーシャルディスタン(1.5m以上)
⑥3密を避ける為のチェック体制(サポーターの見回り)
屋内での対策:入室時 ①マスク着用、②体温計測、③手の除菌
室内時 ④事前申込制、⑤除菌加湿器設置、⑥アクリル仕切り板設置、
⑦フェイス・シールド(必要に応じて)、
⑧3密を避ける為、1.5m以上のソーシャルディスタンスを取る
活動報告
秋祭り『Autumn Festa~みんな笑顔があふれる日~』、当日は秋晴れで晴天に恵まれました。そして、その天気の如く、多くの地域の方々が400名ほど参加されました。主催者側としては、小・中・高・大学生、保護者、支援者などが関わり、小学生及び保護者等が参加して、盛大なお祭りになりました。併せて、鹿嶋市長も訪問され、熱心に視察をされました。当初の開催は、高松まちづくりセンターで小規模の実行をしようとするもので、その際にコロナ禍で何故行なうかとの一部批判がありました。しかし、秋祭りを開催することに市民側、企業側、行政側などの人的な、金銭的な協力により、開催の気運が高まり、更には規模が拡大し、想定した以上の枠組みとなりました。このお祭りは子ども達が主役です。その事業の実行概要は次の通りです。
屋外事業:①芝生広場にてリコーダーサークル『ドルチェ』さんの演奏
②イベント広場にてキッズサポーター運営の『よつば家』他の出店、子ども達の【販売】【ワークショップ】【ぬり絵】の3ブース
③メイン広場にて『防災食のデモンストレーション』及び配布
④芝生広場にてネパールの密教舞踏家による『みんなで瞑想ヨガ』
⑤メイン広場にてメインイベント『鬼滅の刃グッズ抽選会』
⑥芝生広場にて『みんなで楽しむバイオリンリサイタル』
屋内事業:⑦【木工工作講座】
⑧【和紙工作講座】
⑨【ベトナム実習生との異文化交流】
⑩【茶道による日本文化に親しむ】
屋外・屋内にて多くの事業を行い、中学生・高校生ボランティアを初め、ママさんボランティア、「あっとホーム」サポーター他、企業様からのご支援を頂き、加えて「地域助け合い基金」の助成もされました。
この秋祭りを行い、地域における《助け合い》と《絆》の強さが改めて感じられると共に、皆様のご協力でイベントを成功させて頂き、尚且つ貴財団の助成も頂き、深い感謝の念を抱きました。このコロナ禍において、大なり小なりリスクを持たれる中でも多くの方々から参画・支援して頂いた事は、改めて地域の結束力と共に日本人が古来より持っている絆の強さを深く感じた次第です。
今後の展開
前述しておりますが、改めて、お祭りとなれば、日本人は古来からのDNAにより血が騒ぐと言えますが、この秋祭りは子どもが主役で、ボランティア・サポーターも参加者も子ども達が中心となって行われています。当法人では、子ども達に実体験を通して人間形成を、社会人への準備をさせ、成人しては地域のリーダーとなり、地域に寄与できる人材を育成して行く事を目指しています。その事が地域の為に、延いては日本全体の為になり、究極的には日本の力になると信じるものです。その事を踏まえて、地域住民、民間企業、行政機関などの更なる協力と支援を得るべく、小学生から中学生までの実体験を中心に、更には高校生から大学生へとサポーターを募ります。そして、本格的な人材育成プログラムを構築してゆき、来期は今年以上の規模で秋祭りを行いたいと考えます。その為に、小・中・高・大学生までの一連の育成プロジェクトを次の如くに実行してゆく考えです。
1、小学生の実体験事業(体験済みの小学生はサポーターも行い、初体験の小学生に教える)
2、中学生の実体験事業(同上)
3、高校生のサポーター参加(小・中学生へのサポート、熟練ボランティアへのサポート)
4、大学生のサポーター参加と事業運営への参加(同上、及び事業運営への関与)
上記の連鎖、小・中・高・大学生のバトンタッチにより、それぞれの体験に基づき、自主性・協調性・アイディア力・構想力など多面的な能力を向上させ、社会人となり、地球のリーダーとなる流れを作ります。その為の事業も多岐に亘るものを用意し、幅広い体験を講座としてゆき、秋祭りへと繋げていく事としています。その為にも、資金的な充実と人的な充実も併せて構築していくものです。