「地域助け合い基金」助成先報告
灘北お茶会グループ
兵庫県神戸市灘区助成額
105,000円(2020/10/08)助成⾦の活⽤内容
この住宅は、高齢化率が7割程で、高齢化が進んでいる。その中でお茶会は地域住民同士の結びつきや見守り活動の場として機能していた。ただ新型コロナの感染拡大により、長期にわたり開催が出来なかった。一番の理由として感染防止対策を行う費用が、不足していたからである。何とか開催したいという住民の思いを受けながら、今回この助成を知り、応募することにした。
住民の高齢化もさることながら、住宅の周辺地域の高齢化も進んでおり(27.6%)、お茶会は単に一地域の憩いの場としてではなく、周辺地域を含めた見守り活動の拠点として活用していくことが求められている。今回の助成を、主に新型コロナの感染対策に充て、今後お茶会を継続して月に一回程度開催し、高齢化の進む地域の居場所づくりや見守り活動の拠点として発展させていきたい。
活動報告
新型コロナ感染拡大の影響で、9カ月開催出来ていなかった茶話会を、再開することができました。
地域活動の自粛で市営住宅の高齢住民が家に閉じこもりがちになり、他者との交流が出来ていない状況が
続いていました。住民からは、2~3カ月に1回でも良いから茶話会を開いてほしいとの希望がありましたが、感染対策への備えが足りず、思いはあるが開催できない歯がゆさが、担い手にありました。
どのようにすれば、感染対策ができるか、地域包括支援センターや社会福祉協議会との話し合いを何度も重ねてきました。
そして助成金を活用し、消毒液、パーテーションを揃えて感染対策を徹底し、高齢者が安心して参加できる環境を整え、ようやく茶話会を開催することが出来ました。
住民同士、廊下や道路では会うのですが、住宅の集会所で集うと「20年くらい使っている場所は、やっぱり落ち着くね。」「ここの雰囲気が良いね」と話されています。
準備に時間をかけて開催して本当に良かったと思います。
今後の展開
高齢者が多く住んでいる市営住宅を、何とか盛り上げたいと思い、有志で集いの場の運営を進めてきました。
新型コロナの影響で、家に閉じこもりがちな人は多いと思います。ほんのちょっとでも、覗いてみようと思った方は、是非参加してください。感染症対策も、しっかり取り組んでいます。