「地域助け合い基金」助成先報告
伏古団地自治会
北海道札幌市東区助成額
150,000円(2020/10/08)助成⾦の活⽤内容
昨年10月から、高齢化が進む団地の中で住民同士の交流を目的に、月に1度団地住民を対象とした「集いの場」を開催するようになり、毎回30名程が集まるようになっていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月以降休止となっている。集う場が失われたことで、交流や運動の機会が減少し心身の機能低下が見られている。集いの場の再開にあたり、映像等を見ながら気軽にからだを動かす機会も設けたいと考えている。
活動報告
助成が決まると同時に、介護予防センター伏古本町職員の協力のもと、大型モニターなどの購入、集会所への設置、集いの開催準備を進めていたが、札幌市内での新型コロナの新規感染者数の急増に伴い、市が管理する施設の休止によって会場の使用が出来なくなってしまった。また、老人クラブ等も含め集いの場の開催自粛などの要請もあり、準備していた「伏古団地の集い」も再開未定の状況で休止となってしまった。
住民の半数が65歳以上の高齢者となっている伏古団地では、感染者数の拡大に対してはとても敏感で自身の感染への不安などから、集い再開へのモチベーションが低下することもあったが、休止中も2層コーディネーターを含めた関係機関が自治会の会合などへ参加し、再開したらみんなで何をしたいかなど、沈みがちな気持ちが少しでも前向きになるよう心掛け、つながりを切らないように心掛けた。
そして待ちに待った緊急事態宣言の解除。早速再開する日程を決め内容も、引きこもっていたので、身体の事が心配との声が多かったことを受け、再開第1回は体力測定会に決定。でもいきなり動くと、怪我が心配…。モニターのお披露目を兼ねて心と体のストレッチを令和3年10月15日に開催し、令和3年10月29日、1年ぶりに集いを再開。開催当日は自治会役員を先頭に準備を進め、参加者の到着を待った。
参加者からは「集会所まで来るの大変だった」「階段上がるのこんなに大変だったかい」等、自粛生活の影響を思わせる声はたくさんあったが、どの顔にも笑顔があふれていた。今年度中は自粛生活で少し衰えた筋力をとりもどすことを目的に運動中心の集いを開催する事で、2層コーディネーターなど関係機関の後方支援を受けながら、交流と体力づくりをテーマに集いの場を開催する予定である。