「地域助け合い基金」助成先報告

社会福祉法人 いのちの電話

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その他

助成額

121,000円2020/09/25

助成⾦の活⽤内容

私どもの「互いによき隣人」との基本姿勢に変更はありませんが、昨今のコロナ禍の状況においては、関連の相談が増え、日を追うごとに相談内容が深刻となっていることから、相談室と仮眠室の衛生面の向上を図り、相談員が安心して相談活動を再開できる環境を構築するとともに、深夜時間の活動を再開することで、混迷を深める現下の状況で当団体が負っている社会的使命を果たしていきたいと考えております。

活動報告

4月7日に発令された緊急事態宣言を受け、深夜(22:00~翌日8:00)の相談活動を休止しました。
理由は、往復の感染リスクはもちろんのこと、仮眠に使用する寝具の衛生管理に懸念をお持ちの方がおられること等を勘案して、活動を休止いたしました。
仮眠室の寝具につきましては、一旦全てをクリーニングしましたが、日々の交換は難しいため、枕カバー、襟布およびシーツ(大きなバスタオルを使用)を毎日クリーニングして使用しています。また、、仮眠室には、さわやか財団様のご支援で購入した空間除菌機(新型コロナウイルス対応型空気清浄機)を設置致し、曜日限定(水、木、金、土曜日)ではありますが、深夜の相談活動を一部再開することが出来ました。
緊急事態宣言が出されて、多くのボランティアが活動を休止しましたが、「いのちの電話が、相談活動を続けてくれてありがたい」との相談者の声が多く寄せられました。
また、貴財団様からご紹介をいただき、テレビ局の取材を受けたことにより、「テレビで活動状況を見ました」と仰ってご支援をお寄せいただいた方もおられ、支援の輪が広がったことに大変感謝しております。

今後の展開

私どもの「互いによき隣人」との基本姿勢に変更はありませんが、昨今のコロナ禍の状況においては、関連の相談が増え、日を追うごとに相談内容が深刻となっていることから、相談室と仮眠室の衛生面の向上を図り、相談員が安心して相談活動を再開できる環境を構築するとともに、深夜時間の活動を、従来の24時間365日体制に戻すことで、混迷を深める現下の状況で当団体が負っている社会的使命を果たしていきたいと考えております。
また、上記の状況ではありますが、従来、試験的に実施していた地域連携プログラムの出前研修という新たな取り組みを開始しております。いのちの電話の研修を直接担っている担当者が中心となって、これまで培ってきた研修プログラムを地域社会で生かして頂く機会として企画・実施したものです。企業内研修、教育機関や子育て・介護・自立支援に取り組んでおられる団体を主な対象としております。
いのちの電話が持っている研修ノウハウ等を地域に還元するべく、地方公共団体、企業、学校などに向けたプログラムを作成して提供する活動で、地域貢献に努めて参る所存です。