「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 日本ボリビア人協会

三重県津市 ウェブサイト
生活支援

助成額

149,000円2020/09/15

助成⾦の活⽤内容

在留ボリビア人からのコロナウイルス感染症に関する相談と公的資金支援の相談が増えています。スペイン語とやさしい日本語による案内や注意喚起のリーフレットを作成し、津市市民活動センターから寄付いただいたマスクとアルコール除菌シートとともに全国各地の在留ボリビア人コミュニティに送りたいと思っております。

活動報告

今回、初めて、貴財団から助成をいただき、スペイン語の啓発チラシが作成でき、除菌シートとともに送ることができました。感染症という緊急性のあることであったということ、多くの外国人が影響を受け仕事が減ったり、仕事を失ったりして不安を感じていたので、大変感謝しております。
このコロナ禍を日本に住むボリビア人が注意して生活できるよう啓発でき、そして、影響を受け生活に困っているボリビア人がどこに相談をするべきかをわかりやすく示すことができました。
現在、日本に住むボリビア人は、約6000人です。そのうちの900近くに配布することができました。
政府各省が作成している啓発、案内印刷物ともスペイン語訳のものを作成してくださっていますが、なかなか、実際にそこへたどり着くことが難しいです。その難しい部分の情報発信を当協会でも今後も行っていきたいと強く思いました。そして、これから、全国のボリビア人コミュニティとのつながりをもっとしっかりしたものにしていきたいと思っております。日本での生活サポートの発信の必要性を今回の事業を進めるにあたって感じました。今後の当協会の活動に生かしていきたいと思っています。

今後の展開

NPO法人日本ボリビア人協会が活動している三重県は、日本で2番目にボリビア人が多く生活しています。
今後さらに県、各市町とともに連携し、多文化共生社会をすすめていきたいと考えています。今まで、EXPO BOLIVIAなどを開催し、文化交流を行って参りましたが、今年は、コロナの時代にあった共生社会について考える小規模にはなりますが、セミナー、ワークショップを2021年12月津市にて開催する予定です。ぜひ、ご参加いただき、一緒に意見を出し合い今後の三重県の多文化共生について考える時間にしたいと思っています。

添付資料