「地域助け合い基金」助成先報告
一般社団法人 「KIZUNAWATE」
大阪府四條畷市 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/09/11)助成⾦の活⽤内容
常設の子どもの居場所づくりは子ども食堂の活動当初からの願望でした。「子どもの隠れ家」の実現です。学習支援は自治体の活動にもありますが、指導に大学生が係わることで「学び」と「遊び」が不可欠な関係であることが分かります。指導というよりも異世代交流での成長が見られます。
「子育てなんでも相談」は子どもの小さな変化に気づいたときに働くお母さんの行きやすい時間設定(土曜日午後、金曜日夕方)で行政の取り組みと差別化します。フードドライブは市の環境課の取り組みと連携し、ひとり親家庭に配付しています。「ちょい飯子ども食堂」は学習に来た子どもたちに(カレー・焼きそば・焼き飯・おうどん)などを提供しています。
活動報告
助成決定は一昨年9月、今も続く「コロナ禍」は私たちに様々な試練を与えました。まず対象となるべき人たちの萎縮した考えがあります。まず助成決定段階に考えていた「こどもたち」への居場所づくりは、子どもたち自身が「集まることを」怖がり、断念しました。子ども食堂も「配色」中心に実施、週一度のお弁当を細々と配ることで、活動を縮小しておりました。昨年2月複数のお母さんから「香りの害~香害」についての深い悩みをお聞きしました。そこで子ども食堂として「市内全部の保育所、子ども園」にアンケートを実施、ネットでのアンケートと合わせ1000人を超える回答をいただきました。そして41%の人が香りで不快な思いをしたとのデーターを得、市議会議員と連携して議会で質問をしていただき、消費生活問題として「広報」に啓発文書を掲載、教育委員会も協力してくれました。この経験から、縮こまっている場合じゃないと活動拠点としている「きずなわてほーむ」を子どもだけじゃない多世代にむけ活動しよう、「なわてハングアウト(大人のたまり場)」として価値どうすることにしました。「なわてハングアウト」運営委員会を立ち上げ、「高齢者の通いの場」として活動、囲碁、将棋、麻雀は月曜から金曜、健康ヨガは火曜、土曜の朝、その他小物づくりのワークショップは適宜、健康お役立ち講座は月に1回と大まかに決めて6月後半緊急事態宣言の終結を待って発進しました。また子ども食堂も同時に「ごちゃまぜ食堂~よっといで」として7月からスタートしました。(8月、9月はお休み)10月から再開。「健康講座」は予定した医師から「中止」を要請されるなど思ったようにはいきませんでした。
フードドライブはコロナ禍で個別対応の食料支援になりました。社会福祉協議会の緊急要請にこたえ、幾度か食料をお届けしました。昨年暮れにはお米を5kgづつに分けたものを社協にお届けしました。
半年間で囲碁将棋麻雀の参加者はの辺400人近く ヨガ教室の参加者は100人と着実に地域に根を下ろしました。拠点スペースの見学者も多く「三味線のワークショップ」「子育てサロン」「料理教室」とおミクロン終結を待っていろんな人が思いを寄せてくれます。
今後の展開
一般社団法人KIZUNAWATEは「なわて子ども食堂」と「なわミラ」という町おこしを願うグループが「コロナ禍」で子どもたちにお弁当を「配布」するという活動を共同して行ったことにより、「子どもたちの未来が少しでも子ども達の夢を実現する社会であることを願い」法人化しました。
一昨年来の「コロナ禍」により私たちの周りの地域コミニテイは息をひそめて嵐の過ぎ去ることを心待ちにしているように見受けます。会議を開けず、イベントは中止、いろんなボランテイァ活動も肝心の「対人支援」は制限され、特に『オミクロン』は子どもへの感染が著しく、わたくし共の「子ども食堂」も開催中止しております。然しながらスタッフはその間高齢者施設へのチラシで作った「ごみ捨て用の箱」の製作やフードドライブへの取り組みを進めています。今後とも「人とつながり」「大人も子どもも楽しい居場所」の充実に貢献したいと思います。