「地域助け合い基金」助成先報告
MA-ZIRY
埼玉県入間市助成額
100,000円(2020/09/02)助成⾦の活⽤内容
世の中にはセクシャルマイノリティの人がいます。一人ひとり、顔や性格が違うようにセクシュアリティも様々です。決して「こうでなくてはいけない」というのはありません。多様なセクシュアリティを、たくさんの人が学び、理解し、お互いを尊重し、思いやりを持って接すること。
悩んだとき、困ったときに相談できる場所(居場所)として、市民交流センター、男女共同参画センター、公民館等を使用し、当事者同士の交流会、性的指向、性自認に関する課題やその改善に関心をもつ人同士の交流会を実施していきます。(当面は月 1 回程度)また、一般市民への講演・勉強会なども行っていきます。
そして、この基金をセクシュアルマイノリティに対する根強い差別、偏見の解消を目指し、人権を守ると共に、正しい知識の普及・啓発を活動の指針とし、「セクシュアリティに関らず、すべての人が、自分らしく生きやすい地域社会」を目指した環境を整えることに活用していきます。
活動報告
性的マイノリティに関する課だしい知識の普及・啓発、認知活動、ニーズと課題の発掘をおこないました。
対象者:地域住民、地域で活動する団体、福祉機関の職員
取り組み:性的マイノリティに関する講演会、福祉機関職員向けの内部研修会、団体の認知活動、有識者との意見交換と情報共有、聞き取りチェックシート作成、講演会アンケート作成
反応:・性的マイノリティについて、今まで学ぶ機会、場所がなかった ・言葉は知っているけど、良く分からなかった ・身近にはいないと思っていた。等
成果:・自分の行動や言動を見つめなおす良い機会になった ・地域で活動する際に役に立ち、心掛けたい ・自分の中で疑問だったことが理解できた。等
課題:新型コロナウイルスの感染が拡大したため、事業内容の一部変更、中止もしくは延期となり、感染症対策の強化が課題でした。
活動を通して今後も事業に参加したいという意見が多く、地域で活動する団体の方とも良好な関係を築くことができました。
今後の展開
MA-ZIRY は、国籍や年齢・性の違い・障害の有無にかかわらず、「自分の住んでいる街」「大切な出身地」を誰もが過ごしやすい居場所にしたいと考え、2020 年に立ち上げた団体です。
この事業を通して、行政と連携し、社会福祉協議会、地域で活動する団体や地域住民の方々と繋がることができ、少しずつですが理解が進んでいます。
今後も更に活動の幅を広げていきたいと思っていますので、活動に興味がある方には協力してほしいと思っています。
私たちは、啓発事業や支援事業を通して、周囲の人や自分のことを考える機会を提供したいと考えています。