「地域助け合い基金」助成先報告
志津社会福祉協議会
滋賀県草津市 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/09/11)助成⾦の活⽤内容
志津学区では、「向こう3軒両隣、誰もが住み慣れた地域で、生きがいをもって暮らせるまちづくり」を目指した取り組みを進めています。高齢者や子育ての孤立化を防ぎ、「困った」を言える関係づくりを目指して、外出しやすい環境づくり、気軽に集まれる居場所づくりを進めています。現在、サークルやサロンなどの活動がありますが、地域の魅力や活動をもっと広く知っていただくため、従来の居場所に加えお寺や事業所、商店などにご協力をいただき、新たな「居場所マップ」を作成し住民はもとより介護事業所や医療機関、民生委員等が声をかけるアイテムとしても活用し、地域ぐるみで外出しやすいまちを目指します。
活動報告
【あんしん居場所マップ】
地域の皆様に地域の魅力・居場所をもっと知っていただき、交流を深めていただけるよう、誰もが集える身近な居場所を掲載する「あんしん居場所マップ」を作成しました。
マップには、地域サロンやサークル活動、まちづくりセンターでの活動やグランドゴルフ等の交流の場をはじめ、障害福祉施設や介護施設、市の公共施設、また、お寺や神社、農園にご協力をいただき、新たな居場所を創設し、併せて57箇所を掲載しました。会議参加メンバーからは、「地域にこんなにたくさん居場所があったんだ」、「活動内容やコメント、写真がついていて大変わかりやすい」と好評いただきました。
完成したマップは、地域の総会等で啓発し、学区内に全戸配布(約6,000世帯)の他、マップの掲載にご協力いただいた各種団体に配布することとしました。また、医療機関や薬局、包括支援センター、まちづくりセンター、事業所等の他、幼稚園やこども園、小中学校や郵便局、交番、スーパー、飲食店などにも設置し、活用していただきます。
今後の展開
志津社会福祉協議会は、誰もが安心して住める、いつまでも住み続けたいまちとなるよう、住民が主体となったまちづくりや福祉活動を一人でも多くの人に携わって頂けることを目標としています。
誰もが、予期せぬことで支援を必要とする事態になる可能性があります。努力や自助ではどうしようもない時に、地域で支え合える土壌が出来ていれば、誰もが助けてと言えると思います。
その為には、向こう三軒両隣の顔の見える日頃の声かけ、付き合いが出来るまち、また、居場所のあるまちにしていくことで、いざという時の支え合い、見守り活動に繋がると思います。
すぐにの実現は難しくても、小さな輪から初めて、一歩一歩着実に進めていきたいと思います。
そのツールの一つが、今回の居場所マップ、ランチマップです。これらを活用し、孤立を防ぐお出掛けのきっかけづくりにして貰い、また今後予定している計画の「ベンチプロジェクト」の成功にも繋がっていけるよう住民の皆さまと協力し合っていきたいと思います。