「地域助け合い基金」助成先報告

 いなづみ談笑室

富山県氷見市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援

助成額

150,000円2020/09/07

助成⾦の活⽤内容

地域住民の集いの場として平成 28 年 1 月より週に 3 日、地域が主体となり運営を行ってきた。稲積地区社会福祉協議会からの助成金(不定期)や利用者からの使用料収入(不安定)で設備の維持・管理をしてきたが、施設・設備の老朽化が進み、今後の継続的な運営が困難な状況にある。また、現在は大規模な修繕に備え、繰越金を留保している。
本助成金を活用し、手を回せていない机やいす、その他備品を購入することで、そこで行われる各種サークル活動やサロン活動を活性化させ、住民の集いの場としての機能をより高めたいと考えている。そして、集いの場が持つ地域の身近な相談窓口としての機能を維持、継続させるとともに、住民の生きがいづくりの場として談笑室の運営を行っていく。

活動報告

令和2年10月2日(金曜日)、いなづみ談笑室に幅120cm 、長さ180cmのフラットなテーブル2個が搬入され、業者による組み立てが行われた。 同時に、幅180cm自立型のホワイトボードが搬入、組み立てられました。これまでがたつきのある狭いテーブルで各種の会議を行っていたことを思うと、広いテーブル上で大きな地図も広げられるので快適な会議等が行えるようになって、いなづみ談笑室の会員一同大変感謝しています。また、ホワイトボードは、いなづみ談笑室で5年間続いているパソコン教室の進め方に画期的な変革をもたらしています。これまで、約10名の生徒に対して紙面か口頭で学習内容を伝えていましたが、ホワイトボードが設置されてからは、レンタルのプロジェクターを使用してホワイトボード上に教材を投影できるようになったことから、生徒への説明、生徒の理解度が格段に向上いたしました。

11月27日には、民生委員や町内の班長さんに集まっていただいて、高齢者の住居の場所や災害の発生と避難方法に関する福祉・防災マップ作りにも活用させていただきました。広く、安定したテーブル上で町内を大きな地図で確認しながら正確な情報を記載したマップを作製することができました。これからは、このマップにより日常の高齢者の支援や災害時に高齢者を守る大切な資料として活用して行きたいと考えています。

いなづみ談笑室には、毎週月、水、金には約15名程度の主に高齢者が集まり、日常の悩み事から町内の行事等を話し合っています。今後ともこれらの備品を活用し更に活動を活発にしていきたいと考えています。

今後の展開

いなづみ談笑室では、毎週月曜日、水曜日、金曜日の週3回、交代で当番が部屋の清掃と飲み物を準備して、稲積地区の町民のご利用をお待ちしております。 簡単に、コーヒーを飲んでもらってもよし、囲碁将棋で頭の運動を行ってもよし、更にパソコンに関する相談も受けることができます。初めての方は、是非一度覗いてみてください。

添付資料