「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 京北のゆめプロジェクト
京都府京都市右京区 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/08/24)助成⾦の活⽤内容
(活動名)ご近所力をアップする 園芸講座 “分けあえる庭づくり”の開催
①多くの人が自宅の畑で野菜や花を育てている土地柄を生かして、ゆめハウスと自宅の両方で草花を育てる。
②分け合えるまで生育した草花は、会員がご近所や知り合いを訪問する際に差し上げるほか、グループでイベントに出店するなど、多彩な活用方法を検討している。
③この活動が地域に根付けば、地域で暮らす高齢者が、自分で育てた草花を地域の人にプレゼントできる新しい引き出しを手に入れ、エンパワメントするとともに、④支え合いの地域活動として新しいモデルができる。
活動報告
中山間地域では、多くの人が家庭用の畑を持ち、生活に必要な野菜づくりや周辺の草刈りの傍ら、花木や草花を楽しみながら育てている。
今回、さわやか財団の助成を受けて、みんなが持っている力を地域での交流や友人との交際に積極的に役立たせる取り組みができないかと取り組みを進めた。
コロナ禍で出かけることに遠慮を感じながらではあったが、かろうじて10人の仲間を集め、互いの庭の草花の話題や、季節がよくなれば近くのお庭を拝見に出かけようかなど、自然な話し合いにみんなの笑顔を見ることができた。
「うちの畑(庭)では水なんかやったことがないよ」という畑では、アネモネやカンパネラが見事に咲きそろっている。いなかではお互いよく知っているのに、家を訪問するとか、一緒に遊ぶとかの機会は案外少ないものだ。
草花にさわる、花の話をする、そんな他愛も無いことなればこそ、自然な交流が生れるのだと思った。
(まとめ)
コロナに振り回された1年だったが、花好きの仲間の会(仮称:ゆめハウスの園芸部)ができたこと。みんなが明るい顔で相互訪問をしたり、次年度以降継続した活動ができる自信がついたことが最大の収穫だった。
今後の展開
偏った見方かもしれないが、中山間地域はプライバシーが無いと思えるほど絆が強く、互いをよく知っているし、いい人ばかりが暮しているのに、目立つことを恐れるせいか、自分の意思を出して積極的に楽しみの場に参加するのは苦手のように見えます。誘われないと参加できない人が多いです。
それなら、どんどん誘おう!誘ってもらうと誰もがうれしいし、時には参加してくれる人も見つかるだろう。そんな気持ちで毎日を過ごしています。
他の地域のサロンとの交流や花好きのグループとの交流会などを企画し、まちでは見られない山野草なども持っていって差し上げたりしたい。それもコロナが終わってからのことですが。