「地域助け合い基金」助成先報告
浦崎地区社会福祉協議会 福祉部会 UMEプロジェクト
広島県尾道市助成額
150,000円(2020/09/11)助成⾦の活⽤内容
町内の空き家を再生利活用することにより、多世代交流の「場」を開設し、高齢者・こどもたちの「居場所」として、運営。いつでも、誰でも利用できる「場」を町内に開設。
活動報告
地区社会福祉協議会の新しい取り組みとして、町内にある空き家を再生リノベーションをし、「空き家再生拠点事業のモデルケース」とし、町内の住民参画のもと、地域のボランティアによる、空き家周りの樹木の伐採などを行うことが、この助成金を活用して活動できました。また、空き家内の片付け作業を、町内の就労支援の方々に協力いただくことで、地域での雇用にも繋げることが出来ました。
参加者の方々から、屋外で身体を動かし、汗をかいて、楽しみながらの活動が出来、高齢になっても地域の活動に参加できる、元気づくり・体力づくりに繋がり、また、「こどもたちの為に、空き家を活かして、場づくりを応援できる」と喜びの声を、たくさんいただきました。
合わせて、新たな協力者として、学習支援に関わる、地元大学生も一緒に空き家再生の協力をしてもらえ、こどもも若者も高齢書も、また障害を抱えた方々など、多様な人財を巻き込みながら、正にインクルーシブな地域社会の構築に繋げられたと、活動を通じて、学びました。
作業中も、お散歩途中の高齢者の方々に、気軽にふらっと立ち寄っていただき、「こどもや私たち年寄が来れる場所になるんだね」と声をかけていただきました。
少子・高齢化・過疎化のすすむ地域社会の課題解決に向け、住民が同じビジョンを共有・形成しながら
みんなの居場所をみんなで考え、身体を動かし、楽しみながら活動に取り組むことができました。
今後の展開
たくさんの課題がある社会の中で、出来ない事を嘆くより、出来る何かをひとつ一つ積み重ね、且つ、みんなで課題を共有し、すすめていくことの大切さを、この活動を通じて、学ぶ事ができました。
一人二人の想いだけでは、決して成し遂げる事の出来ない活動を、実にたくさんの方々のボランティアによる協力があったからこその、「みんなの居場所づくり」であった、と思います。
空き家問題は、全国的にも取り組むべき課題です。
この空き家再生利活用の「場」づくりが、モデルケースとなり、地域全体の空き家対策の取り組みに繋がるべく新たな、空き家再生事業を地区社協の取り組みとして、新年度から、新体制を構築し、取り組んでまいります。
引き続き、地域皆様の力で、この街を「ずっと住み続けたい街」また、「子育てしやすい町」となるよう、地域のこどもたちを地域みんなで育む仕組みづくりの構築を目指していきたいと思っております。