「地域助け合い基金」助成先報告

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助成額

150,000円2020/09/07

助成⾦の活⽤内容

家庭環境など不利な立場にある子ども達の学習格差を支援する活動を実施する。時間的な余裕がなく多忙な親による送迎が難しく、当法人へ来ることが困難である生活困窮世帯の子ども個人、さらに障がい児や発達障がい児支援活動を実施しているが、パソコンを調達できない小規模団体への貸し出しも実施する。
そのような助け合いにより、学習面で不利な立場にあるより多くの子ども達への支援につながる。なお、次年度も同様な活動を継続していきたい。

活動報告

9月7日付けの日経新聞記事によると、10%前後の世帯が家賃や水道代、電気代などを滞納し、36.8%の世帯では、一斉休校に伴う子どものオンライン授業に必要なタブレット端末やパソコンを持っていなかった。
自由記述では「子どもたちには2食で我慢してもらい、自分は1食が当たり前」、「子どもが学校に行けなくなった。タブレット、パソコンが無いため会話に入れずイジメに近い感じ。子どもを守れていない自分が嫌で嫌で死にたい」と過酷な体験記事があった。
オンライン学習ができないことが子どもにとってはいじめと同様であり、親にとっても苦痛であることが浮き彫りになった。まだまだ、コロナ禍にあり日々の生活で子どもの学習まで目配りをする余裕がないことが予想される。活動を周知する様々な方法を考えながら継続的に活動をしていきたい。

今後の展開

新型コロナウイルスの感染拡大で、母子家庭の18.2%が食事回数を減らし、14.8%が1回の食事量を減らしていることが分かった。勤務先の休廃業や労働時間の短縮で、もともと少ない収入がさらに減少したのが原因だ。学校給食の停止による食費増などで、支出を切り詰めても困窮状態にあることが浮き彫りとなった。
ぎりぎりの生活だったところに新型コロナが追い打ちをかけたかたちとなった。政府支援はもちろんではあるが、細やかな目配りなど地域住民の助け合いによる継続支援が必要だと感じた.