「地域助け合い基金」助成先報告
おのみなとこども食堂の会
和歌山県和歌山市 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/08/24)助成⾦の活⽤内容
市内全域を対象とした、ひとり親家庭の食料支援を展開するが、今だけの緊急支援にとどまらず、コロナが終息した後も、非常時に生まれた繋がりを土台に、平常時の地域共生に結び付ける。衛生管理を整えた保管場所があることで、地域住民が急に持ってきてくれる食料にも対応でき、地域一体となった支援活動ができる。
活動報告
2020年4月、新型コロナウイルス感染拡大により仕事が休業になり、収入が減ったシングルマザーが、こども食堂に食料を頼ってきたことから、食料配布を始めました。
そのような生活困窮に陥った家庭が沢山あるにも関わらず、地域に埋もれていて見えにくい状況であることを知り、食料支援を通して生活相談支援に繋げることを目的にフードパントリーをしてきました。日に日にその数は増し、現在170世帯に及びます。
支援する人数も届く食料も多くなり、コロナ感染の上でも好ましくない状態になりました。
そこで空いている空間を食料倉庫にしようと、工事改修をすることになりました。
お陰で多くの困窮家庭に食料配布を通して生活相談支援を行うことができました。市の子育て支援課や市の社会福祉協議会も広報の協力などして頂けるようになりました。
今後の展開
コロナで休業になり生活困窮に陥ったシングルマザーが、こども食堂に頼ってきてくれたのは、普段から誰でも来れる食堂として広報していたからだと思います。また、ひとり親に食料支援をしていることを聞いた地域の方々が、家庭で余った食料や生活用品を持ってきてくれるようになりました。そのような支援の輪が広がることも嬉しいです。
コロナの終息まではまだまだ時間が掛かるかもしれませんが、平常時の?がりは非常時の迅速な助け合いに繋がることを実感しています。今後も多くの人と繋がっていけたらと思いますので、宜しくお願いします。