「地域助け合い基金」助成先報告
おちえーささえ愛応援団
山梨県南アルプス市助成額
150,000円(2020/08/14)助成⾦の活⽤内容
現在コロナ禍で地域の行事やサロンが中止もしくは縮小してしまい、集まる場が少なくなりつながりが薄くなってしまった。特に高齢者は家に引きこもる傾向にもある。一方、近年の水害は日本各地で起きており、どこで起きてもおかしくない状態である。このようなことから①高齢者対象の運動会や演芸会などのイベントを協議体で企画し、「集まれる場」を提供し、つながりの再構築を目指す。その際に、今回購入を希望している防災グッズを展示し、防災意識を高めてもらうようにしたい。②また、昨年も実施した避難所見学会を再度実施し、その際に防災グッズを活用して訓練を行う。避難所での生活のしづらさ、日ごろからのつながりの大切さ、いざという時の助け合いの必要性を参加者に伝えていく。※イベントがないときは、希望している団体への貸し出し、各公民館への期間展示を考えている。
活動報告
災害時用の備蓄品及びコロナウィルスなどの感染症対策を意識した避難所生活での防災グッズを購入
毎月2層協議体(おちえーささえ愛応援団)定例会に防災グッズ展示会の内容を検討。どうすれば、自治会の関係者に協議体を知ってもらえるのか、どうすれば防災をキーワードに普段からのつながりの大切さをしってもらえるのかチラシづくりをしながら話し合いを実施。
9月22日落合地区自治会(全体会)にて協議体の説明と防災グッズ展示会の依頼を実施。
11月21日秋山地区自治会にて展示会を開催
11月29日西新居地区自治会にて展示会を開催
12月6日東落合地区自治会にて展示会を開催
12月13日西落合地区自治会にて展示会を開催
2月27日湯沢地区自治会にて展示会を開催
4月10日落合地区老人クラブ役員会にて展示会を開催
※今年度福祉演芸会はコロナウィルスの感染防止の観点から延期、令和3年10月開催予定。
※避難所見学会も福祉演芸会時に同時開催する予定。
コロナウィルスの影響で企画していたイベントを実施することができなかった。しかし、各自治会役員向けに防災グッズ展示会を開催することができ、「協議体について」「災害弱者の存在」「日ごろからのつながりの大切さ」「いざという時の助け合いの必要性」について理解を図ることができた。説明会後理解していただいた方が協議体のメンバーに参加してくれることになった。防災について理解を深めてもらい、次年度以降感染症対策、避難所での災害弱者対策として新たな防災グッズを購入しようと検討している自治会もでてきた。
今後の展開
今後は、防災だけでなく、地域に点在している様々なニーズを把握し、必要な資源やサービスの開発、既存の団体とのネットワークにつなげていきたい。活動につなげるために、これまで協議体で話し合ってきた内容をまとめ「小地域福祉活動計画(活動プラン)」を作成。防災と減災、文化・伝承、交流(つながり)の3つをテーマに掲げ、年間プランを決め、活動をしていくことなった。現在は、農業の高齢化に伴う電柵管理問題に話し合いの場が移行している。秋ごろには、コロナウィルスも収束することを願い、福祉演芸会と避難所見学会を実施する。また、通年を通して、依頼があった団体等へ出向き購入した防災グッズ展示会を開催していく。