「地域助け合い基金」助成先報告

 花屋敷つつじガ丘自治会

兵庫県宝塚市 ウェブサイト
見守り配食・会食その他

助成額

135,000円2020/07/31

助成⾦の活⽤内容

当地域では集会所を高齢者の交流の場として活用している。新型コロナウイルス感染防止策としてコロナ対応の除菌、清掃、衛生用品を準備した。県の 5 月の自粛要請に基づき地域のサロン活動を中止していたが 6 月に自粛要請が解除されたことを機に高齢者の閉じこもり防止、フレイル発生の予防として利用者に注意を喚起しながら安心して再開できるよう集会所にコロナ対策を準備している。また、コロナ禍で回覧版だけでなく自治会の会報をいち早く伝えるために自治会掲示板の設置やインターネットなど地域の情報発信ルートを増やし情報共有し活動の活性化を図る。

活動報告

宝塚市から集会所建物の譲与を受けるために地縁団体の認可申請の準備で全会員に説明し、新規加入の促進を行いようやく申し込みをする時期にコロナ感染が拡大し、人と人との接触を避けないといけなくなりました。このままでは地域の交流が減り自治会自身の存在意義を揺るがしかねません。
地域の活動は、コロナ感染の状況が拡大するなか活動中止の言葉が頭を過りましたが、生活支援コーディネーター(以下SC)に相談し以下の取り組みを行うことが出来ました。
①電子掲示板を開設していますが、情報にアクセスできない住民もいることから、地域に5か所掲示板を増設することで情報を共有しつながりを維持改善する取り組みをしました。住民からは「回覧は時間がかかっていたがコロナ禍でもいち早く地域の活動が良くわかる」「いままで結果報告だけだったがいろいろと工夫されていることが分かり自治会の活動を再認識した」などのコメントをいただけました。
②サロン活動(百歳体操)主催者は、社会福祉協議会(SC)から「コロナ禍で集会所の利用の自粛期間が長引くについて高齢者はひきこもりとなりフレイルのリスクが増大する」とアドバイスをいただき、緊急事態宣言中、安心して集会所が利用できるよう除菌消毒などの衛生用品をそろえて飛沫感染の防止など対策をして準備しました。緊急事態宣言解除後6月にはいち早く再開し、参加者からは「きちっと感染防止策が考えられていて安心です」「ようやく仲間に再会できてうれしい」等、地域のつながりの大切さを感じるコメントを多くいただきました。また夏季になり換気のために窓を開けるため、空調が効かなくなりサロン中止の危機もありましたが、すぐに業務用扇風機を購入し対策することで感謝されました。
③自治会の会合は、集合人数を半減しインターネットweb会議へ移行することで活動を継続しました。インターネットに接続する環境が無い方は集合して参加いただいていましたが、一部の方は高齢であり集合も感染のリスクを負担と感じ欠席が増える事態となってきました。今回の助成金でリモートワーク機材を購入し地域の交流が途絶えることなく活動が行えるようしたことで「あきらめていた会合への参加もリモートで今まで通り参加出来ることで、地域のつながりを強く感じた。」とコメントをいただき地域活動の回復につながったと考えます。今回の危機をバネとし新しいスタイルで地域活動の拡大を図っていく所存です。

今後の展開

この地域は山肌に沿って開発された住宅地で端から端まで約100mの高低差があります。朝は小鳥のさえずりで目覚めることが出来る自然に恵まれた地区でありながら、駅前の商業施設は徒歩十数分でアクセスできる立地です。坂道が多く高齢者世代が増えるにつれて、地域の中央にある集会所と隣接する公園へのアクセスは負担となってきました。集会所は、世代を超えていつでも誰もが集え支えあえる地域の交流の場所となるよう目指し活動しています。生活支援コーディネーターからは、日々他の団体の活動についての情報やアドバイスをいただき進めています。自治会離れが話題になっていますがこれからの時代は地域がコンパクトになるにつれ地域活動の中核として、より重要性が増すと考えていますが地域の皆さんが集う目的や関心ごととして第一に会食があると考えています。まずはこの地域に食堂を立ち上げて住民の交流を活発にできる場所づくりを目指しています。同じ悩みを持つ皆さんと交流を深めたいと思っています。お気軽にご連絡ください。

添付資料