「地域助け合い基金」助成先報告
ボランティアグループ北3食堂
埼玉県三芳町助成額
100,000円(2020/07/22)助成⾦の活⽤内容
コロナの影響で集会所での飲食ができず、通常のこども・大人食堂が開催できない状況が続いています。また、夏休みに旅行や地域のお祭り、イベントなどもできない中で、少しでも子どもが笑顔になれる活動を行いたく、夏休み中に子どもの昼食配布し、保護者の負担軽減と子ども達とのつながりを途切れない様にしていきます。また、地域のお年寄りも外に出られず寂しいと言う意見が出ていることから、自宅に子ども達がメッセージカードと飲み物などのプレゼントを届ける活動を行い、今回をきっかけにお年寄りとのつながりづくりを進めていきます。
活動報告
コロナ禍が収束を見せず、子ども達は例年とは違い、イベントの少ない夏休みを過ごす事となりました。通常であれば定期的に開催で来ていた大人と子どもの交流イベント「北3食堂」も開催が出来ず、世代間をこえたつながりづくりを進める事が難しくなっていました。
その様な中、助成金をきっかけに、夏休みから子どもへのお弁当配布と高齢者との交流イベントを計画し、実施させていただきました。高齢者を中心としたグループメンバー達が子ども達にお弁当配布を行う事で、久しぶりの交流の機会をつくれ、大人・子どもの笑顔をみる事が出来ました。手作り料理の大人・子ども食堂の再開が難しい中ですが、手作りマスクを活用した寄付で集まった資金を元に、9月以降もお弁当配布を継続し、つながりを切らない取り組みを進めていきます。この取り組みで、保護者にも高齢者が子どもの為に取り組んでくれている事が広まってきていると感じています。また、社協の生活支援コーディネーターの協力をいただき、10月には子どもによる高齢者宅への訪問活動も実施しました。子ども達手作りのメッセージカードには「コロナに負けないでください」「元気でいてください」「いつもありがとうございます」等、心温まる内容となっており、高齢者からは喜びの声が聞かれました。今回取り組めたことを絶やさない為、子どものメッセージカードの配布も継続していきながら、高齢者への手紙の配布も併せて継続していくことで、コロナ収束後にはこれまで以上に地域のつながりができる事につながるとメンバー一同考えています。
今後の展開
「大人・子ども食堂北三食堂」は、子どもだけをサポートする活動ではなく、大人と子どもをつなぐことで、今後の世代を超えたつながり・支え合い活動を行う事を目指しています。計画段階ではありますが、育成会の活動に北3食堂のメンバーや地域の方も参加してもらう事で、今までよりも地域が一体となったイベントなども検討しています。楽しい事をきっかけに、自然と地域の皆さんが顔見知りになり、気軽に声がかけられる関係をつくり、笑顔があふれる地域にしていきたいと思います。