「地域助け合い基金」助成先報告
倉吉おや子劇場
鳥取県倉吉市助成額
100,000円(2020/07/14)助成⾦の活⽤内容
コロナの影響により、三密を避けなければならなくなり、人と人との距離が遠くなりました。そのことによって、子ども達の心の中には寂しさや不安が広がっています。少しでも子ども達を楽しませたい!という思いで、通常の例会とは別に、県内アーティストの例会を企画しました。他県の劇団が県をまたいだ移動ができなくなった場合でも、例会を開催できるように、コロナ対策をとりつつ、芸術鑑賞による心のケアを目指しています。
今回のアーティスト「和楽衣箱」は鳥取県在住の伝統芸能団体です。地元の伝統芸能との触れ合いが、子ども達と地域のつながりを育み、地域の活性化の機会になることを期待しております。10月18日開催予定です。
会員制の活動ですが、当日券でも鑑賞できるので、広く宣伝し多くの親子が笑える場を提供します。
活動報告
県をまたいだ移動のない、地元アーティスト「伝統芸能団体 和楽衣箱」を招き、特別例会を開きました。コロナ対策として、①セルフもぎり、②手指の消毒、③マスク着用、④入口での検温、⑤座席の間隔をとる、⑥換気をする、⑦アンケートは座席に置く、などを行いました。
ライブ配信をするにあたり、新しく協力してくれる人と繋がることもでき、数台のカメラを使い本格的なライブ配信となりました。倉吉市だけでなく、境港の方も鑑賞することができて、よかったです。
参加者からは、「迫力があって面白かった」「お腹に響く迫力あるたいこの音と、あでやかな笛の音を聞いて、生のすばらしさを再確認して感動しました」「今年はお祭りも中止で残念ですが、毎年行っていた地元の祭りばやしの心臓に響く感じを思い出しました」「子ども達もリズムをとりながら楽しそうに聞いていました」「いろいろなたいこをたたいて、芸もしてすごかった」など、喜びの声をいただきました。
米子市のおや子劇場の運営委員も観に来ていて、来年度は地元アーティスト例会を企画をしよう、と新たなつながりを伝えることができました。
そして、このコロナ禍でも生の舞台を楽しみにしていることが分かり、開催した意義をとても感じました。
今後も、対策をとりながら、親子で楽しいひと時を過ごせる場所を提供したいと思います。
今後の展開
親子でプロによる生の舞台を鑑賞する、という当団体の目的を貫くことは、このコロナ禍では厳しいことだと思います。しかし、この状況だからこそ人が求めるのは、機械を通したものではなく生の温かさではないか、と再確認しました。
子ども達の喜ぶ顔を見て、家族もうれしい気持ちになることは、とても大切なことです。制限のある生活の中での活力となるのではないでしょうか?
まだまだ当団体の活動を周知できていないところがあります。チラシを図書館や保育園などに置いていますが、地域の力をお借りして、もっとたくさんの人たちに届けることができたら、充実した活動を続けていけると思います。今後も、親子の絆が深まるような企画をして、笑顔になる人が増えることを願います。