「地域助け合い基金」助成先報告
在宅介護を支える家族の会
山形県村山市助成額
148,000円(2020/07/06)助成⾦の活⽤内容
子どもから高齢者、障がい者、生活困窮者、失業者などの空き店舗を活用した居場所づくりをして6年目に入るが、資金不足で安定した事業継続が危うい。特に、孤食をなくすことを目的にして開催してきた高齢者や子どもを元気づけるための栄養士による栄養バランス食事会が、継続できないでいる。ぜひ栄養改善、健康づくり、住み慣れた地域で暮らしを継続できる自立支援につながる月1回の食事会を継続したい。
活動報告
孤食をなくすことを目的にして開催してきた高齢者や子どもを元気づけるための「栄養士による栄養バランス食事会」が継続できたことで、延べ145名が参加され、地域や家庭の中で独りぽっちで食事をすることを減らすことに寄与できた。実際に、「独りで食事するより、みんなで食事した方がおいしい」「ここに来ると楽しい」「(子どもたちが)家族の会に行きたい」という声が聞かれた。
また、管理栄養士が考えたレシピであるため、適切な食事量や栄養バランスがとられていたり、管理栄養士から「減塩(うす味)に気をつけましょう」「野菜を毎日3回は食べましょう」などお話があったりと、日々の食生活改善、栄養改善の普及が図られた。参加者からは、「毎日何作ったら良いがわがらね。何食べだら良いがわがらね」「酢の物どがフルーツヨーグルトんまがったがら、作ってみっかなあ」などの声があった。
以上のことから、住み慣れた地域で暮らしを継続できる自立支援につながった。
今後の展開
コロナ禍の中ですが、迷いながらも制限しながら休むことなく今まで居場所を継続しています。近い所でコロナが発生した時は、閉めると決めていますが、お互いに十分に気を付けるなら安全・安心な生活は維持できると確信しています。気軽に寄ることができる居場所があることや食事会があることなど、そして、子どもから高齢者、失業者、生活困窮者、障がい者など多世代交流が生まれることで、地域の活性化や住み慣れた地域で安心、安全に自立した生活は可能だということをより多くの方々に知っていただきたい。また、ボランティアに興味がある学生や若い方などに、スタッフとして関わっていただきたい。
活動を継続するための資金づくりに困っています、資金面をどうすれば良いか知りたいです。