「地域助け合い基金」助成先報告
京都ピアノとうたの音楽ひろば
京都府京都市北区 ウェブサイト助成額
200,000円(2020/06/30)助成⾦の活⽤内容
当団体では、これまで京都市内で主催事業「みんなで歌おう!うたごえカフェ」を2013年5月から延べ524回開催し(2020年3月末現在)、延べ12,307名の市民が参加する活動を実施し、また介護施設等への音楽ボランティア活動についても延べ413回の支援を行って来ましたが、今回のコロナ禍に伴い対外的な活動は全て休止せざるを得ない状況となりました。そのため、事業の様々な参加費が入らなくなり、うたごえカフェ開催中止の連絡やメッセージを添えて参加者にはがきを送付する経費に充てさせていただきます。
また、4月からは対外的な事業に代わるものとして「おうちで歌おう!うたごえカフェ」ライブCD、DVDを作成し、Youtubeで動画配信を実施するほか、当団体に関係のある介護施設等にCD・DVDの無償提供も行っており、録音録画に伴う出演者謝金、会場費等の経費に充てさせていただきます。
活動報告
当団体では、「おうちで歌おう!うたごえカフェ」と題して毎月のうたを7曲程度収めたCD・DVD(歌集付)を介護施設に寄贈する活動を4月からスタートさせた。緊急事態宣言中は、公共のエッセンシャルワーカーの皆様にも届けようと当団体と関わりのある公共施設にも寄贈した。寄贈は延べ240枚となり介護施設等から手紙、メール、FAXで多くの感謝の声を受けている。また同動画はYoutubeでも配信し誰でも閲覧いただけるようになっており視聴回数は6ヶ月で1,700回を超えた。
また、コロナ禍までに当団体が主催してきた「みんなで歌おう!うたごえカフェ」の参加者約400人には、居場所事業が開催できず直接会えない代わりに、コロナウイルス感染防止の広報と高齢者を元気づけ心と心のつながりを提供する目的で毎月1回はがきを送付した。参加者でインターネット動画が見られない方にはCD・DVDの販売を行い88枚の購入(報告日現在)があり売上を確保できた。
介護施設への寄贈活動、Youtube動画配信、はがき送付はいずれも大変好評であり、コロナ禍が続くと思われる今年度3月末までは当面継続する予定である。
今後の展開
これまでの「みんなで歌おう!うたごえカフェ」の参加者からはがき等で多くのご連絡をいただき、またこの間居場所事業で関わってくださっている左京区・北区・下京区社会福祉協議会からも様々な激励をいただきました。当団体の現況に対する励ましと事業継続の要望の声、志を受け、コロナ禍で通常の事業開催が困難な中にあっても改めて事業を継続させる大きな力となっております。みんなで集まって歌う主催事業や介護施設等への音楽ボランティアなど対外的な活動はまだ難しくコロナ禍前の事業も縮小せざるを得ない状況ですが、治療薬・ワクチンが汎用化し様々な不安が解消され、誰もが安心して穏やかに音楽に触れられる、そんな毎日がやってくることを願って、これからも日々活動を行ってまいりたいと思います。