「地域助け合い基金」助成先報告
山富
愛知県名古屋市中村区 ウェブサイト助成額
150,000円(2020/06/30)助成⾦の活⽤内容
中山間地域の放棄された農地、里山の再生活動を、都心部の人間と中山間地域の人間が互いに交流しながら活動し、 日本の豊かな里山資源を未来へと継承しながら人と自然が共生する新しい地域コミュニティの形成を目指して活動しています。
活動報告
私たちの活動はチェンソーや草刈り機、木材運搬機などの機械類を使用することが多くこの度「地域助け合い基金」の助成をいただき、スタッフのヘルメットや安全靴、チェンソーパンツなど活動を安全に行うために欠かせない用具の購入や,それらの燃料代、機器のメンテナンスの費用、さらに自然再生士の講座の受講などスタッフの知見を深める点についても幅広く活用させていただきました。
これにより里山整備が滞ることなく進み、耕作放棄地再生活動においては田畑の日当たりが改善され、いきものたちの棲める森づくり活動では山から切り出された木材を切り倒したままにせずに運搬機で搬出することができました。またアウトドア×里山整備活動では毎月1回の活動に平均10名程が参加してくださり、延べ参加人数は200名を超える活動となりました。
今後の展開
今後少子化などでますます日本の中山間地域の人口が減っていく中で日本のかけがいのない大切な里山資源を末永く次世代に継承していくためにその地域に住んでいる方々だけではなく、都心部に住む人間と山間部に住む人間とが互いに良い形で協力しながら里山の整備を進めていく。私たちなりの答えの一つが「アウトドア×里山整備」でした。関係人口などという言葉で言われたりしますが、故郷と呼べる場所を一つではなく多く持ちそこに住む人や大切に思える場所を増やしていくことが私たちの住む日本の国土を守っていくことに繋がると思います。私たちの活動も地域の方々のご理解とご協力の上に成り立っています。整備されないままの山は日本の至る所にあります。それぞれの地域でもう一度日本の大切な里山資源に目を向けて次世代に残していける活動が広まっていくことを願っています。