「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 なごみ

兵庫県西宮市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援配食・会食

助成額

100,000円2020/06/18

助成⾦の活⽤内容

新型コロナウイルスの感染拡大前までは、月3~4回の多世代参加型夕食会を実施していました。しかし、この状況下で集まって食事をすることが出来ず、また独居高齢者やひとり親のご家庭の子どもが自宅で一人食事をしている現状があります。そこで急遽月2〜3回、住民ボランティアでお弁当を届けながら、見守り活動を実施し、その輪を広げる事業を実施します。

活動報告

コロナ禍において自宅での自粛生活が長期化し、生活の様々な場所に深刻な影響が広がっています。昨年4月から、お独り暮らしの高齢者や、ご高齢の夫婦(家族の支援が得られない)、子育て家族を対象に、毎週1回(水曜日は高齢者/金曜日は子育て家庭)お弁当の配達を続けて実施しています。
1年間で約2700食を地域のボランティアさんや、本法人のスタッフ、大学生と配達しながら、見守り活動を継続して実施してきました。
「食」のサポートはもちろんの事ですが、週1回定期的に顔を見て、また声を交わすことが出来る事を皆さんが大変喜び、安心と感じて下さっており、この活動がなかったらどうなっていたか今では活動を始めて本当に良かったと感じています。
本法人では「まちのよろず屋」という住民同士困りごとを助け合う活動を別で実施している為、食の支援から必要に応じて生活の支援へ繋ぐことも可能であり、全て住民が実施していることでつながりの輪が少しずつ広がっていることも実感しています。

今後の展開

コロナの影響は、今後もしばらく続くことが予想されます。また本事業に既に繋がっている方はまだ安心ですが、まだまだ支援を必要としているのに、相談や支援に何もつながっていない方が大勢いらっしゃいます。
そのことからも私たちは活動をこれからも継続し、長く続けていきたいと思っております。
この活動はただ「食」を届けて、支援するものではなく、この活動を通じてまちづくりを進めるものだと思っております。地域にあたたかい支え合いの輪をもっと広げられるように今後も活動していきます。

添付資料