「地域助け合い基金」助成先報告

 学習支援ボランティアグループ アルモニー

埼玉県三芳町
その他

助成額

43,000円2020/06/18

助成⾦の活⽤内容

学校も再開され、新学期の学習が遅れながらも始まっています。学習支援に来ている参加者は学習塾に通っておらず、学習の遅れを取り戻すため、学習支援の早期再開を目指したいと考えていた所、第1層SCから町内の企業に依頼してダンボールパーテーションを購入できると聞き、これを活用して活動を再開したいと考えています。スタッフは子どもの横に立つこともあるので、フェイスシールドも購入します。また、消毒液は企業から寄付してもらったものを活用します。受験を控える参加者もおり、受験に対して不安を口にする子もいる事から、受験に向けた支援にも早急に取り組んでいきたいと思います。

活動報告

これまで通りの活動ができなくなり、どうしたら良いか社協の職員さんに相談し、今回の助成金を活用させていただきました。助成金でパーテーション等の新型コロナウイルス対策を徹底したうえで、町内の公共施設(公民館)を使用しての活動を再開することができました。
一般の学習塾は授業を続けていく中で、生活困窮世帯の子どもたちが通う学習支援教室が中止してしまっては、より一層子どもたちの学力格差が広がってしまいます。また、これまで学習支援教室は子どもたちの学びの場という一面のほかに、“子どもたちの居場所”という面も持っており、放課後友達と交流する場、私たち学生や社会人ボランティアと交流しロールモデルを獲得する機会にもなります。その場を継続できたことに大きな意味があると思いました。
今年度、中学3年生の受験生が5人いましたが、おかげさまで全員無事に志望していた公立高校に合格することができました。

今後の展開

当団体が設立した昨年度に引き続き、今年度も無事に中学3年生を送り出すことができました。
毎年3月はハラハラドキドキしますが、通っている子どもたちが無事に納得のいく進路に進めたことが何よりうれしく、やりがいを強く感じる時期でもあります。
今年度は何とかリアルな現場での学習支援教室をと思い活動してきましたが、来年度は社協の職員さんにアドバイスをいただきながら「オンライン授業」の体制も、整えていく予定です。
また、学生ボランティアの後輩の育成にも力を入れるべく、社協ボランティアセンターと連携を取り、学習支援ボランティアの養成講座やスキルアップ講座なども開催できたらと思います。
まずは社協ボランティアセンターだよりで令和3年度の活動メンバーの募集の記事を載せていただきました。私たちと同じ思いを持つ若い世代の仲間を見つけ、参加している子どもたちにより良い学習機会の提供と、安心して通える居場所づくりを目的に活動を行います。