「地域助け合い基金」助成先報告

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居場所見守り生活支援移動支援配食・会食その他

助成額

200,000円2020/06/22

助成⾦の活⽤内容

新型ウイルス問題で「仕事が減り、生活が苦しい」「子どもが家にいるので、食費や光熱費がかかり困っている」「仕事がなくなった」等の相談が増え、同時にDV相談も増えた。ホームレスになった人への対応、寝具、日用品、衣類の提供、母子支援施設への食糧支援も増えています。秋田県は自殺者が毎年1位の県です。今後増えないためにも、さまざまな機関や行政等と連携し活動を加速していきます。

活動報告

新型コロナウイルス問題を受け、2月末より「緊急食糧支援」を実施、NHK やマスコミ、新聞等に取り上げられ、食糧支援の要請が秋田県内各地から寄せられ、多い日は1日150キロ以上食品を段ボール(お米5キロ、副菜、レトルト、缶詰、飲料、お菓子等世帯人数に合わせて詰める)に入れ、宅配で送りました。雇止めや、労働時間の短縮、収入減、食費と光熱費等が家計を圧迫し、学校の休校により、こどもの居場所が減り、虐待、DV が増えた。実際に当団他への SOS は急増し、助けを求める電話やメールが殺到した。高校生からの真夜中のメール「お腹がすいて眠れない、明日学校に持っていく弁当に詰めるおかずがない、助けて」というメールが来ます。夜中のメールは助けを求めるものが多く、「こどもと車中にいます。助けてください」と DV から逃れ、行き場がない女性からのものが増えました。「食糧支援」だけをすれば解決する問題ではなく、さまざまな相談やシェルター利用、行政窓口への同行等々多岐にわたります。ワンストップとはいきませんが、多くの窓口と事業を増やしながら、必要な時につながる仕組み作りをしてきました。「生 きる事は食べる事」 活動の中心である食糧支援をおこないながら、問題解決に向け伴走型の支援をして参ります。宅配による食糧支援ができる事はより速くスピーディーな支援に繋がります。収束が見えない新型コロナウイルスとの戦いはもうしばらく続きそうです。生活困窮に陥る人が増えることが懸念されます。

今後の展開

秋田県は貧困県です。特にひとり親世帯の困窮率は高く、苦しい生活を余儀なくされています。少子高齢化問題も深刻です。こどもが減っているのに、不登校が増え、年金だけでは暮らせない高齢者、社会との接点がなくなり、孤立しています。介護保険の適用外の不便さをなくすため、生活支援事業もおこなっています。地域で安心して暮らせるための支援をしながら多くの人を支える事が出来るようさまざまな事業をおこなっています。活動の大半は生活困窮者支援ですので、利益を出ない事業ばかりです。私共の活動にご理解、ご協力、ご寄附を頂きながら、粛々と進めて参ります。事業内容:食糧支援・制服リユース・無償の学習室、パソコン教室・夜の学習塾・ひとり親サポート・平日の居場所フリースクール・ひきこもりの社会復帰訓練・高齢者の生活支援・親子食堂・DV シェルター・シェアハウス・地域食堂・ひきこもりカフェ等を実施。

添付資料