「地域助け合い基金」助成先報告
さくらカフェ実行委員会
兵庫県芦屋市助成額
150,000円(2020/06/18)助成⾦の活⽤内容
①自分や家族の介護や認知症の事を参加者同士、地域の人々や専門職と情報を共有し、理解する場として、 また共に過ごせる時間としての居場所・見守りの場の運営活動
②地域住民が安心して住み慣れた街で過ごせるよう、介護相談会の同時開催、近隣高校生も参加して多世代交流ができる場の運営活動
上記活動を概ね月に1回2会場で実施している。活動の維持・発展、コロナ禍の中での活動再開に係る備品整備等に助成金を活用していきたい。
活動報告
複数の場所での開催を予定していたが、入所施設併設の場所はコロナ禍で使用ができず、限られた場所での開催になった。多くの集い場が閉鎖されるなか、人数制限をせざるを得ない状況ではあったが、助成金を利用し、感染予防対策を実施、生活支援コーディネーターに広報してもらいながら継続して開催することができた。
今回の活動のなかで、今までとは違う取り組みとしてオンライン交流会を実施した。
これは日頃、ボランティアで参加をしてくれている高校生から、オンラインでの交流ができないかとの提案を受け、高校生と一緒に取り組んだ企画であった。環境、機器の整備にかかる費用に助成金を利用できたことで企画の実現につながった。参加された高齢者からは、ふだん交流する機会の少ない高校生との交流を最新の方法(zoom)で体験することができ、とてもよかったとの声が聞けた。また、企画した高校生も自分たちがコロナ禍で実施したオンライン授業の経験を活かし企画実現ができたことに達成感を感じ、日ごろ、接することの少ない高齢者との交流を通じて、地域の話題や昔のこと等、普段とは違う会話をすることで多くの学びがあったと感想を聞くことができた。
今後の展開
地域住民が住み慣れた街で安心して過ごせるように、自分や家族の介護や認知症のことを気軽に相談できる場、多世代交流ができる場として、運営をしています。今回、活動を共にしてくれている高校生からのオンラインでの交流企画は、コロナ禍でのつながりとして活用が期待されているツールであり、今後も積極的に取り入れ、より多くの方が利用できる場を一緒に作っていきたいと思っています。