「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 コラボりん湖西
静岡県湖西市助成額
200,000円(2020/06/22)助成⾦の活⽤内容
在日の外国人が悩みや不安を相談でき、日本人とのコミュニケーションがスムーズになるように日本語も学べるような場の提供をしていきます。
活動報告
コロナの影響で仕事や給料が減ってしまった外国人に対して、参加費無料で日本語の講座を開催しました。コロナの状況に合わせて、対面で行なったり、リモートで行ったりしました。オンライン授業に切り替えてから、PowerPointを用いて、主にN3の文法、漢字、語彙、聴解の勉強をしました。文法は、一つずつ復習する形で例文を作ってもらいながら、会話でも使えるように練習しました。また、文法は形のみならず、表現の仕方や日本語固有の意味合いなど、細かいところも説明しました。日本人の表現の仕方を理解することで、使い方を変えられると思ったからです。勉強する度に、積極的に皆が自分で例文を作るようになり、実用性のある勉強になったと思います。漢字の学習は、できるだけ毎日漢字に触れられるように、9月から毎週、20問の漢字のテストを行いました。漢字を教える際は、覚え方や意味を聞き合うことで理解力が上がると思い、行いました。以前より、漢字を書く機会ができたことで、全体的に漢字を書けるようになったことがわかりました。語彙の学習は、言葉遣いやよく使うフレーズで問題形式にして勉強しました。普段聞いたことのない語彙もあり、ゲーム感覚で問題を解いており、楽しみながら覚えることができたと思います。聴解では、JLPTはCDの音声で行いますが、実際に生活する上で聞く日本語は、CDのような綺麗な声とスピードのみではないと思ったので、色んな日本語に慣れてもらうために、私が読んで行いました。聴解問題で出されている問いのみならず、文章の理解として、問題を出し、聴解のストーリーの理解も促しました。普段、CDで聴解の練習をしていない人がほとんどだったので、聴解の勉強は皆積極的でした。オンライン授業を始めて、静岡県のみならず愛知県、栃木県、東京都からも参加されていました。グループの中で皆が仲間となり、仲間と会うのが楽しみで参加していたり、皆がいい競争相手となっていました。緊張してうまく話せなかった方も、日本語教室を通じて日本語を話す機会が増え、積極的に話す姿勢を見せてくれるようになりました。短い期間でありましたが、皆が協力して勉強したり会話できる笑顔の多い教室となりました。
今後の展開
地域の中で必要なものは創り出していく。みんなでコラボしながらやっていく。お年寄りも子供も外国人も日本人も隔たりのない地域づくりに今後も邁進して行きます!