「地域助け合い基金」助成先報告

 ワーカーズ・コレクティブ プランズEPO

北海道札幌市西区 ウェブサイト
その他

助成額

100,000円2020/06/16

助成⾦の活⽤内容

6 月初旬に、様々な方に電話で聞き取り調査をしたところ、サロン運営者からは、「注意をしながら、6 月からの再開をめざしている」という声が多かった一方、高齢の方からは、「引きこもり生活で身体の虚弱をとても自覚しているが、コロナが恐ろしくて外出する気にはなれない」との反応が多かった。貴財団の 助成金では、地域サロン情報誌「ちさろ」を発行し、コロナ対策を考えているサロン運営者の話や、専門家による自宅でのフレイル予防法などを伝え、参加者にも運営者にも役立ててもらいたいと考えています。

活動報告

地域サロン情報誌「ちさろ」は、さわやか福祉財団の助成金を受けて、第8号4000冊を発行することが出来ました。こうした情報誌は各区の社協が作成しているものはありますが、市内をまたがる情報を発信するものは他にはなく、楽しみにしていると言ってくれる固定の読者も少しずつですが増えてきました。
 
 また、ボランティアで作成する情報誌が8号も続くのはまれなことと評価され、応援してくれる福祉団体の方々もいて連携先も生まれてきました。

今回は、地元新聞紙で紹介されたこともあり、シニアからの電話での問合せが多くありました。それらは「コロナ禍で出かけ先が無くなった。サロンに出かけてみたいから、送ってほしい」といった内容がほとんどでした。また、サロン運営者からは、感染防止対策や、他のサロンの状況を知りたいという声もありました。コロナという初めての状況に、色々な立場の方が戸惑っている様子が伝わってきますが、助け合っていこうとする動きもあり、そのような状況を他の方々へ伝える手段として「ちさろ」を作成していこうとあらためて思いました。

新たなつながり
・今号から、札幌市の図書館の中枢となる中央図書館での配架がスタートし、複数の区の図書館での配架協力も得ることが出来ました。今後、2年間ほどの予定で、「シニアライフコーナー」での配架も決まりました。何れも8号継続させられたことが信用につながったのだと思い、助成金をいただいたことに深く感謝申し上げます。

今後の展開

コロナ禍により、人と人がつながることで危険性が高まるという、悲しい状況になってしまっている現在、孤立予防活動を行っている団体、サロンは、それでもなんとか小さな集まりを再開しようと知恵を絞り、工夫しています。そのような状況をみなさんにお伝えし、希望につながる情報を発信していけたらと考えております。私たちは13名という小さな団体ですが、これからもいろいろな連携をしながら、活動を拡げていきたいと思っております。よろしくお願いします。

添付資料