「地域助け合い基金」助成先報告
NPO法人 リンクトゥミャンマー
神奈川県横浜市金沢区 ウェブサイト助成額
100,000円(2020/06/17)助成⾦の活⽤内容
新型コロナウイルスの影響で休業・離職・雇い止めなどにより給与が減少した外国人難民や移民・留学生からの給与保証、住居確保給付金、税金支払い猶予など各種手続きに対する申請支援通訳・翻訳、申請同行、申請方法や窓口教示などの定住支援ニーズが激増しています。支援対象は主にミャンマー人難民コミュニティで東京、神奈川県在住者が中心です。給付金情報などビルマ語情報を収集、翻訳し、随時フェイスブックを更新し、コミュニティに情報提供しています。同時に電話やSNS通話ツールで、主にミャンマー人相談員が24時間365日相談受付・対応し、申請支援を実施しています。今後、支援した定住外国人と地域住民が交流する場として、文化交流イベントの積極的な参加を外国人に促します。同時に、これまでも日本人・ミャンマー人交流の場としてミャンマーパーティを実施してきましたが、同様に日本人にミャンマーを身近に感じてもらうようミャンマー文化紹介や地域住民との交流イベントを企画・実施する予定です。
活動報告
支援の対象者はラカイン族(20 名)、ビルマ族(14名)、他(4名)。また、年代では 20 代(22名)、30 代(7名)、50代他(9名)を対象に支援活動を行った。相談は主に就労関係が多く、15 件であった。また、助成金の申請など公共機関での手続きが4件であった。今回の支援活動を通じて、新型コロナウィルスの影響による雇止めの防止やあるいは残念ながら雇止めが発生した際の就業・アルバイトなどの支援を行い、在日ミャンマー人の生活維持に貢献することが出来た。また、就業・アルバイトの面接時の通訳としての同行、公的書類の申請支援等、日本語が理解出来ないミャンマー人への支援を行ったことで、対応している公的機関が少ない言語(ビルマ語)での直接的な支援ができた。全体的に、支援と並行して彼らが日本社会で定住するための方法を教えた。マイノリティとされる外国人の中でも少数であるミャンマー人の支援を通して、地域に根差した共生社会の実現に向け今後も活動していく所存である。
今後の展開
日本社会にとって外国人が必要な労働力であり、また市民として生活している実態にも関わらず、誰かが外国人定住支援を行わないと、日本社会で日本人と外国人の間に、誤解や齟齬が発生しているのが現状です。さらに新型コロナウイルスの影響により、外国人の雇止め等が発生し、苦境に立たされています。
リンク トゥ ミャンマーは、日本とミャンマーが対等につながり、そして共に発展する社会を目指し、在日ミャンマー人と日本人とが協力して運営している特定非営利活動法人です。当団体はどなたでも参加できる組織です。ミャンマー人と交流したい、ミャンマー文化に触れたい、将来はミャンマーに関する仕事をしたい・・・・・どのような理由からでも参加できます。ミャンマー人をはじめとした外国人が安心して日本社会の一員となり、日本人にとっても外国人にとっても住み良い共生社会を形成していくために今後も努力していきます。是非、皆様の参加を心からお待ちしています。