「地域助け合い基金」助成先報告
夢現の風
鳥取県琴浦町助成額
150,000円(2020/06/18)助成⾦の活⽤内容
今年の活動方針として交流の場の開催日を月2回から3回とした矢先、新型コロナウイルス感染予防対策として休止している。洗面所の不足など感染予防に不安があり、参加者が安心して通える環境になく再開にこぎつけていない。助成金により予防対策が確保できれば、早期再開して地域住民の居場所づくりと買い物支援、交流活動を回復します。
活動報告
「歩いて誰もが気軽に集まれる交流の場「地域交流ステーション きないや」も地域住民のご支援、ご協力により3年経過し、多くの利用者から開催日を増やしてほしいという要望に応え、今年4月から実施する方向で進めていた矢先、新型コロナウィルス感染症拡大により4月12日より活動を休止した。
3か月に及ぶ自粛期間中、利用者の安心、安全を確保するために感染症対策を県のガイドラインにより取り組み1マスク、手洗い消毒の徹底のソーシャルディスタンスの確保と飛沫防止シート設置 3重点 消毒の徹底三密対策と換気方法&熱中症対策など、できるところから進めてきました。
空き家店舗を活用した経緯から空調並びに衛生設備については不備があり、施設整備の必要性について検討するものの財源のない弱小団体では対応しかねる状況でした。
こうした中、日頃から地域づくりに奔走されている生活支援コーディーネーターから、(公財)さわやか福祉財団のコロナ編で活動を停止している地域居場所に対する「地域助け合い基金」の助成金活用の提案があり申請するに至った。
生活支援コーディーネーターの適切な指導により申請書を作成、直ちに送付後は、財団の迅速な対応と審査により助成金対象団体に決定となり会員一同この上ない感謝でいっぱいです。
課題であった換気&熱中症対策と手洗い設備据え付け工事が7月2日終了し、「新型コロナ感染症対策」は万全である旨、7月8日(水)再開に向け広報(ポスター)を掲示する。⇒資料1
3 か月振りの再開と初めての水曜日開催にも関わらず、巣ごもり生活から解放され多くの利用者で賑わいました。徹底したコロナ感染対策で皆さん戸惑う場面もありましが、何よりも快適な室内と手洗い設備など衛生環境の整備された「きないや」は安心・安全であると安堵されていた。⇒資料2
続いて7月12日・26日も従来に増して多く来場され、地域に欠かせないつどいの場、交流の場として認知されつつあると自負しております。⇒資料 3. 資料4
財団のご趣旨に賛同されご協力くださいました全国の皆様に衷心よりお礼申し上げます。
今後の展開
私たちの足元には脈々と続いた地域コミュニティ、こころ豊かな地域づくりの源泉があり、先人たちの大なる知恵を継承し価値を見出しながら取り組んでいきたい。其のために地域の人(土の人)と外部の人(風の人)、そして繋ぐ人(水の人)の繋がりを大切にし、地域を豊かにし地域に笑顔を取り戻したい。
そんな願いと夢を実現し全国に発信できる組織を目指して「夢現の風〈やばせ)」(令和2年夢現の風に改称)を設立しました。
一方、コミュニケーションの機会がない、地域にかかわるきっかけがないなど地域課題があり、だれもが気軽に歩いて集まれる交流、つどいの場の必要性から、空き店舗を活用した「地域交流ステーション きないや」を立ち上げた。今ではサロンは勿論、いにしえの写真、歴史資料、利用者作品、中学生の活動展示 など地域のミニイベント会場として利用されている。
今後、超高齢化時代を迎え、体力面から移動範囲も制限され住民主体の「居場所」を創ることが大切になります。高齢者の居場所づくりとして増え続ける空き家を活用した 10~20人単位の「居場所」が各地に誕生することを期待する。