「地域助け合い基金」助成先報告
菊沢こども食堂 森のこびと
栃木県鹿沼市助成額
100,000円(2020/06/10)助成⾦の活⽤内容
貧困家庭が急増する中、シングルパパやママの支援、高齢者の生活支援がより一層必要となっている昨今、子ども食堂を通じた配食支援、宅食支援を定期的に行いたい。
この計画は昨年度から準備を進め今年度から開始を予定していたが、コロナ禍により実施できていない状況を踏まえ、まずは2か月をめどに活動の始動にむけた計画の回復を目指す
活動報告
生活コーディネーターとの会議や、こども総合サポートセンターとも連携し、夏休み中も支援が必要な家庭の対応を中心に、お弁当支援、学習支援を行った。コロナ禍であるため、お弁当作りには消毒、換気、マスク着用、スタッフの体温チェックをし、予防した。
6月から7月8月と行ったが、どの家庭も手作りのお弁当は喜ばれ、特に、子どもたちは、こども食堂の日は、玄関でお弁当の到着を待っているような有様でした。配食家庭には必ず家の大人にお弁当を渡すことを心がけ、少しずつ会話ができるような信頼関係を築きつつ対応した。また、その際には、こどもの様子をみつつ「おいしいお弁当をしっかりたべてね」と声をかけるようにした。
食事を作るスタッフは、こどもに食べさせたい食物を中心に、バランスの取れた献立にした。特に野菜や肉、魚類のたんぱく質、脂質のバランスをおさえ、おいしく食べられるような工夫をした。ほとんどの家庭から、おいしくいただいたとの報告が寄せられた。
また、地域では、シングルマザーやシングルファザーも多く住んでおり、お弁当の対応を丁寧にお知らせし提供した。1回あたりで平均50~60食を提供した。
手作りのお弁当は非常に喜ばれまた、孤立しがちな支援家庭へのコンタクトをとる手段としては自然に会話ができるようになったことで、こどもの見守りがでるようになった。
今後の展開
今後の展開としましては、支援が必要な家庭へは低価格でのお弁当支援と学習支援(希望者)を促してゆく。
またコロナが収まってからは、こども食堂に足を運んでもらえるよう、信頼関係を築いてゆきたい。
また、地域コミセンだよりにも掲載してもらうように働きかける。