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地域包括ケアの町

提言:地域包括ケアの町

地域包括ケアの町への復興応援団 (発起人)
社会福祉法人いきいき福祉会
  専務理事総合施設長 小川 泰子
社会福祉法人長岡福祉協会 高齢者総合ケアセンターこぶし園
総合施設長 小山 剛
福祉自治体ユニット 
事務局長 菅原 弘子
東京大学高齢社会総合研究機構
  特任教授 辻 哲夫
NPO 法人高齢社会をよくする女性の会 
理事長 樋口 恵子
公益財団法人さわやか福祉財団
  理事長 堀田 力

  東日本大震災で壊れたまち(コミュニティー)を復興するに当たっては、誰もが自宅で最後ま で安心して、いきいきと暮らせるまちをつくることを目指してほしいと私たちは願っています。
それが、地域包括ケアのあるまちです。

 そのまちでは、子どもたちは、地域の中で、大人やお年寄りに見守られながら、よく遊び、よ く学んでいます。

 そのまちでは、性別や年齢、障がいの有無などにかかわりなく、人々は、自分に適した職場を 得て、活発に仕事をしています。

 そのまちでは、誰もが気軽に立ち寄り、自分の好きなことをして楽しみ、くつろぎ、いろいろ な人と交わる場所があちらこちらにあり、家族のような助け合いが自然に行われています。

 そのまちでは、年老いて一人暮らしとなり、自分で食事ができなくなっても、外から、医師や 看護師、ヘルパーなどが必要な時に家を訪問してくれるから、最後まで一人暮らしができます。
食事も三食、届きます。ご近所の方やボランティアが訪ねてくれますから、淋しくありません。
そういうまちを、みんなでつくりましょう。これまでのつながりを大切にしながら。

 そのため、避難所にいる時から地域の人たちでどうするかよく話し合い、仮設住宅にいる時か ら、そういうまちのひな型をつくっていきましょう(4頁・厚生労働省資料参照)。

 添付した図面は、一つのコミュニティーのモデルです。
参考にしながら、自分たちにふさわしいまちの構図を、みんなで描き、実現してほしいと願っ ています。みんなの幸せのために!

地域包括ケアの町イメージ図

イメージ図の説明

  1. この図は、最後まで自宅で暮らせるまちを表しています。
    (1)一人暮らしで介護が必要な方は、まちの真ん中にある外部サービス付き高齢者住宅に入ることができます。
    (2)そこには、近くにある外部サービス拠点から、介護、看護、食事など、必要なサービスが、24時間365日届きます。
    また、診療所から医師が出向きます。
    (3)だから、その地域に大きな施設や病院がなくても、最後まで自宅で暮らせます。
    (4)高齢者住宅の近くに子育て拠点や交流スペースなどがあり、いろんな方と交流できます。
    (5)なお、外部サービス拠点は、家族と同居している高齢者などにも、必要なサービスを届けます。
    (6)高齢者に限らず、移動販売車などによる日常品の買い物サービスや、自由に要求に応じるコミュニティバスの移動サービスが提供され
    ます。
    (7)地域包括支援センターの出張所では、高齢者や障がい者の医療やケアに必要な情報が集積されます。
  2. この図は、社会全体で子育てするまちを表しています。
    幼稚園と保育園を統合した保育所(こども園)で、幼保一元が実現しています。
    人々が集い、交わる居場所で子育て支援も行われます。
    小学校の校庭は、放課後、子どもたちやまちの人々に開放されます。
  3. この図は、ひろく就労できるまちであることを前提としています。
    外部サービス拠点は、多様な就労の場をつくります。
    障がい者それぞれの能力を生かす職場をつくるよう、まちぐるみの努力が求められます。
  4. この図は、住民がつどい、安らぎ、交わり、能力を生かすまちを表しています。
    そのためのセンターや居場所が多く設けられており、そこで、助け合いも生まれ、まちづくりの智恵や協力も生まれてきます。
  5. この図は、モデルとなるイメージを描いたもので、これを一つの参考にして頂きながら、それぞれのまちの状況に応じて、住民の意見に沿
    ったまちをつくることが大切です。
    たとえば、観光や文化の点で特長のあるまちにするなど、日本最高の魅力あるまちに復興してほしいと願っています。
    そして、絶対に欠かせない目標は、すべての人が尊厳をもって、その人らしい暮らしができるまちに復興するという理念だと考えています。
仮設住宅等における介護等のサポート拠点について(イメージ)
堀田.net
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