遊びの広場って?

子どもの人間力について

 近年、少子化による子どもへの大人の過干渉によって、子どもの人間力(自分で生きていく自助の力と人と助け合って生きていく共助の力)が育たなくなってきています。その結果、不登校、いじめ、引きこもり、フリーターなどの諸問題が社会化しています。
そこで、子どもの人間力を育てることが急務となっています。

遊びの広場について

 遊びの広場は、文部科学省の委託事業「総合的な放課後対策推進のための調査研究」事業を受け、子どもの人間力を地域みんなで育てる場としてモデル的に取り組んでもらった5つの小学校での取り組みの名称です。
子ども広場は、全国を5ブロックに分け、それぞれから放課後子ども教室に取り組んでいる小学校やこれから取り組んでみたいと思っている小学校で、放課後や週末に地域の方々の協力を得ながら、子どもたちが主体的な遊びを行い、人間力を育むことに取り組みました。

平成20年度モデル校は以下の通りです。

  • 盛岡市立月が丘小学校 (岩手県)
  • 宇都宮市立今泉小学校 (栃木県)
  • 長野市立下氷鉋小学校 (長野県)
  • 松江市立古志原小学校 (島根県)
  • 阿南市立平島小学校 (徳島県)
  • 和歌山市立貴志南小学校 (和歌山県) (財団自主事業)

子ども会議って?

 子ども会議は、子どもたち自身で遊びの広場で遊ぶ内容を決める会議です。各学校で、子どもたちに募集をかけ、自発的に遊びの広場で遊びを企画したい子どもたちが集って話し合いをします。参加した子どもたちは、大人が驚くほど積極性で遊びの企画を提案してくれます。大人も参加してはいますが、リードはせずにアドバイスや企画のサポートに徹し、決定権は子どもたちが持っているという会議です。

実行委員会って?

 実行委員会は、子ども会議で決まったことを、どのように実現し、サポートするかなどを検討する大人の会議です。遊びの企画に必要な材料の調達や地域の方々への周知・協力依頼、安全面の配慮などに取り組んでいます。

あせらず せかさず しきらず  見守る